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戦争フォトグラファーとの出会い。

 この世に存在するあらゆる哀しむべき事、人は誉れあるニュースよりも前者を日常茶飯事、耳にしている。
 つまり、それらニュースを世に広める為、実際、現場に行き取材する人達がいるという事だ。

 戦争や飢え、疫病や自然災害、殺人、暴力、その他、人類を掻き乱しているあらゆる惨事を、世界中の人々に「写真」から伝えようとするこんな人物と先日ご一緒する事が出来た。
 

フォトジャーナリスト 片野田 斉 氏

 1960年生まれ、東京都出身。明治学院大学卒業後、NHK映像取材部を経てフリーとなりフォト ジャーナリスト山本皓一氏に師事。写真週刊誌、月刊誌に寄稿。「フォーカス」参加後、’01年9月11日に起こった米国同時多発テロ事件に衝撃を受けイス ラマバードへ。以来パキスタン、アフガニスタン、パレスチナ、イラクを訪れ、イスラム社会とアメリカをテーマに取材を続ける。’02年個展「オーハンダ アフガンの子供達」開催。ニューヨークに本部を置く世界的ネットワークを持つPhoto Agency、「Polaris Images (ポラリス イメージス)」会員。

 12日のサッカー日豪戦を取材する為、地震や火山の取材をしていたインドネシアからわざわざ駆けつけたとのこと。

 サッカー取材はオージーが道路を封鎖しながら「大勝利パレード」してくれたおかげ?でいい絵が撮れたそうで、ほっと一息つかれた片野田氏に隙なく(笑)連日連夜、語って頂いた。

 某日本食レストランのご協力により閉店後から宴会?!スタート。

 彼が経験した戦地の様子や実態、裏事情等に一同釘付けとなった。

 写真に込める想い、そして撮影現場で繰り広げられる様々なドラマへの想いが彼の作品に、より「力強さ」を醸し出しているのだと私は感じる。

 
 髭を伸ばしてるのは中東で異邦人に見られないようにする為、と話す片野田氏。

 以前、イラクで取材をしていた日本人が爆撃され死亡した事件を覚えているだろうか。

 同じ「報道」という戦場で戦ってきた仲間の死は、彼の中ではまだ痛ましい傷として残っていることだろう。

 命を掛けた戦い。

 そう、戦地で繰り広げられるもう一つの戦いが「報道」なのだ。

 その反面、報道カメラマンのもう一つの撮影と言えば

 「追っかけ」

 逮捕前のほりえもんが高級焼き鳥屋さんで会食していた所を外から激写していた片野田氏。
 それに気づいたほりえもんが出てきて、「一緒にどうですか?」と、まさかのお誘いの言葉を受けたそう。
 そこで出されたのが (もうデザートタイムだった為)

 「プリン」 (地鶏を用いたお店だったので、プリンは激ウマだったらしい)

 この一件がほりえもんの「社長日記」やその他メディアでも取り上げられ、私もこのプリン話は知っていたので、まさかその誘われた記者が片野田氏だったと聞いて驚き桃の木・・・笑

 少しではあるが彼と接していて、ほりえもんが彼を誘った理由がふと分かった気がした。
 彼の持つオーラの漂い方はやはり普通の人とは違う!
 
 
 そんな片野田氏から聞いた「メディア」の実情や戦地での生き延び方などの超興味深い話の数々は、私にとって「超刺激」となったのは言うまでもない。

 片野田氏の更なるご活躍を楽しみにしています。

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