(Q)こちらへ来てからはマンネリメイク。たまには新しいアイシャドーなど買って見たいな~とは思うのですが、オーストラリアでは日本のように情報もないし、第一、日本人に似合う色のものが あるのかな?とためらってしまいます。
お店の人も外人だから日本人向けのコスメの相談もし難いし。。
何処でどうやって買えばいいのかしら??(M.T OL)
(A)確かに日本のように巷にメイク情報はあふれていないので、化粧品選びに苦労している人は多いようですね?
でも、プロの視点から言うと、外国のコスメメーカーのものでも日本人に似合う色味のシャドーなど
たくさんあります。
現に日本の各有名デパートのコスメ売り場には外国ブランドのコスメメーカーが目白押し。どこも盛況ですよね?
外国メーカーは、特にここ、オーストラリアではファンデーションの色の幅も圧倒的に多い!さすが多国籍民族の国です。
(大体、日本メーカーのファンデーションは明るい色味が多すぎる!一番明るい色と一番暗い色の差がほとんどありません。信じられません。日本人でも肌の色は人によってものすごく違うのに・・・だから日本人は首の色より白いファンデを塗って顔が白浮きしている人が多いんですよね~。メーカーさん、もっと暗めの色も作って下さい!!っとこれは余談ですが・・・)
化粧品購入の際には、ファンデーションは必ず首の色に合わせて、肌に塗ってみて確かめる事が基本ですが、それだけでなくプロはアイシャドーなど、ポイントメイクのものも、見た目だけでは良し悪しを判断しません。
シャドー、アイライン、チーク、口紅など、テスターを手にとって、手の甲に実際に付けてみて、色の発色具合、伸び具合、キラメキ具合など、ライトや自然光の下で手をかざしたりしながら確かめます。シャドーは実際見た目の色と付けた時の色が違うもの、手の上で粉が散るもの、むらになるものベッタリと付くものはNG!キレイな目元に仕上がりません。
ペンシルアイライナーも手の甲に描いてみて、力を入れないとラインが描けないもの、逆にべったりと濃い色が付きすぎるもの、ラインがスムースに描けないものはNG.適度な力加減でムラにならず、キレイなラインが引けるものがベストです。
対してアイブローペンシルは手の甲に描いた時にある程度の力を入れないと描けない位、硬いものがベストです。時々アイライナーとアイブローペンシルを併用している人がいますが、それは絶対NGです!!
眉は一本一本を描き足すような気持ちで、繊細なラインを描くようにするのがベスト。柔らかいペンシルでは眉もべたっと張り付いた感じにしか仕上がりませんし、濃くなりすぎたからとブラシでとかすと形が台無しに。。。くれぐれもご注意を!
チークは、やはり手の甲に付けて手をかざして見て、色具合、パール感などを確かめるのも良いですが、出来れば頬に塗ってみて確かめた方がベストです。塗ってみて、ほんのりと頬が色付いて、顔が明るく見えるものがあなたに似合う色です。
口紅は実際に唇に付けてみます。なぜかというと人それぞれ元の唇の色が違うため。血色が悪いタイプの人は口紅も見た目に近い色に発色しますが、元々赤みのある唇、色素の濃い唇の人は、見た目の色よりも濃く発色しやすいのです。
くれぐれも「見た目のキレイな色」に惑われず、「付けた時、似合う色」を探しましょうネ?
その他、シャドーの色で言うと、よくある失敗例が「キレイな色が5色も入っている!!」と見た目の色のカラフルさに惹かれてパレット式のシャ
ドーを買ってしまうこと。塗ってみたらなんだか目元が腫れぼったくなる・・ケバくなるetc・・・大体、どの色をどの部分に塗ればいいのかしらん??と、結局使いこなせず、あっという間に引き出しの奥にしまわれる羽目に・・・なんて事、あなたにも身に覚えあるのでは???
基本的に日本人に似合うシャドーの色とは。。。。たとえば、人気のブルー系やピンク系。同じブルーやピンクでも色の幅はかなりあります。選ぶべき色は比較的明度、彩度が沈んだもの。(わかりやすく言えばくすんだ感じの色です。)
目元に凹凸が少ない日本人の目に明るい色をべったり塗ると、シャドーは目立つけれど目はさらに腫れぼったく、小さく見えてしまいます。同じブルー系でも明るい空色ではなく、ややグレイに近いくすんだブルーのシャドーをアイホールにグラデーションにして付けると目元はぐっと引締まって見え、目を大きくはっきりと見せる事が出来ますよ!
初心者にお勧めは、くすんだ色味を選び、同系色の濃淡3色を選んで目元をグラデーションにするメイクテク。
*濃い色 〔目元引き締め用) *濃い色と同系色の薄い色。(くすんだ色を!) *ハイライト(立体感を)の3色。
ネイビー スモーキーブルー パールホワイト
ダークパープル ラベンダー パールライトピンク
ダークブラウン ゴールデンブラウン パールオフホワイト
ダークグリーン カーキーグリーン パールライトイエロー
ちなみに濃い色はまつ毛のキワから二重の幅までアイライン状に、やや明るい色はアイホール全体に下からアイホールのくぼみまで徐々に濃淡のグラデーションになるようにして入れ、ハイライトは眉下に塗ります。
これらを参考に是非デパートのコスメ売り場を見てみて下さい!貴方色のコスメが見つかるはずですよ!!