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あんまり日本への帰国に対して気が進まないあまりに、チケットの日にちを「もう一日ずれてるかも」と何度も確認してしまう奈々子です。(ずれてないんだ、これが)
というか、これをみんなに読んで頂いている頃、私はきっと飛行機の中にいるでしょう。
寂しすぎ。
あんまり面白い内容が思いつきません。
思えばシドニーに来たきっかけは、私が日本で働いていたときのオーナー(エリクサーのオーナーでもあった)の一言がきっかけ。それまで私はイギリスに行ってみたかった。きっかけは、ロンドンの美容技術云々ではなくただ単に、UKロックが好きだったから。
オーナー「イギリスは物価も高いし、なかなか住みづらいらしいよ。シドニーのサロンで日本人のお客様をやりながら働いても良いんじゃない?最初から仕事が決まってたほうが良いし。」
奈々子(シドニー、、、アメリカ? )
とんだボケを心の中でかましながらも豆腐のような意思の柔らかさの私は、そりゃー条件がよい方が、、、と二つ返事でOK。
仕事に関しては前にも書いたとおり。色々ありました。私は全く英語がだめで自身のなかった頃、あんたなんか美容師じゃない!!なんて怒られてお金ももらえずお客様に帰られたこともありました。ちなみにその人はイギリス人。
イギリス行かなくて正ー解ー!!
そしてシドニーで3年1ヶ月2日。ほんとに色々なことがありました。
今日、大切な友人とご飯を食べに行きました。
私はケアンズ、彼女は2ヵ月後にスイスに旅立つことになっています。
私はオーストラリアに残るので、シドニーの人にはまた会える、という気持ちがありますが、彼女にはいつ会えるかわからない。なんせヨーロッパは遠い。
でも、私たちは最後まで「また会おうね!!」という約束をしなかった。
その代わりに、ありがとうをたくさん伝えた。きっと私は悩むことがあったら彼女にメールを送るだろうな。これからもずっと。
そして帰り道、なぜか2人で逆方向の電車に乗ってしまい、しかも3駅ほど通過してやっと気づいた。おばかさん!
もうひとりの大切な友達にペンダントを贈った。
特に何を買う気もなく入った店だったのですが、そこで見つけたターコイズのペンダントヘッドがとても友人に似合いそうだったから。
この友人とはとても不思議な関係で、お互い黙ってたかと思えば突然笑いが止まらなくなる。なんだかとっても楽できる人。
普段プレゼントが苦手で、贈り物選びに散々時間と時にはお金もかける割にあまり喜ばれたためしのない私。でも、今回、友人が色々大変そうなのを見ながら、いなくなる自分がもどかしくなり、自然に「これを奴にあげたい!」という気持ちになった。
こんな感情もなかなか持ったことがなかった。いつも何をあげればいいのかなー、とか、何が喜ばれるかな、なんて考えてばっかりだったから。
あのターコイズが友人を守ってくれるといいな。
そしてシドニーのオージーたち。
むかついた。泣かされた。苦労した。散々だった。
でも、彼らのおかげで人生観を少しだけ変えてもらえた。英語の世界に少しだけ入ることができた。それは自分の努力だけじゃない。やはりみんなが受け入れてくれたからだ。
全員とは言えないが、彼らは自由に生きている。言いたいことは我慢しない。まちがっていようと自信満々。おれ道をつらぬく彼ら達。でも、バスや電車での席の譲り合い、道ですれ違いざまに目が合ったときに微笑みあう、こんな光景、確実にシドニーでのほうがよく見かける。心のゆとりがあるひとが多い気がする。
前に日本で誰かが言ってた。「外国に逃げる奴は日本で成功できない奴らだ」 シドニーで誰かが言ってた。「日本に帰ったら負けだ」 どれはどちらも正しくないと思う。ただ単に どちらを選ぶか。それだけ。
しばらくの間、わたしはまだまだオーストラリアにいたいと思っている。
でも、お世話になったシドニー、お客様のみんな、友達、大切な人とは少しの間お別れ。(言っときますがこの日記は続きます)
ほんとに皆様ありがとうございました。。。みんなお元気で。。。。。。
、、、、あ、でも、年末年始は帰ってきます。
やっぱパーティーはシドニーっしょー!!HAHAHA!!
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