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ブログ第七回 カベルネ・ブレンド

Friday 14/03/08

今日パディントン、ウラーラのエリアで停電がありました。午後の6時半過ぎ。ちょうど私たちが賄いを食べているときでした。すぐに復旧するだろうみたいな軽い気持ちで食事をして、オープン前の準備をしました。お店のオープンは7時半です。7時15分ぐらいにはお客様を迎える準備ができているはずなのに今日はそうもいきません。だって、レストランの中、“まーっくら”なのですから。エナジー・オーストラリアに電話をしてみれば、夜の10時ぐらいには電気通りますよ、とのこと。ってことは、もしかして、今晩の営業中止!? これから呑みに行けるかもしれない! 金曜日の夜に(レストラン業界で金曜日の夜のオフはありえない)。キッチン・チームの呑みに行くムードが現実味を帯びてきて、おそらくそれぞれの頭の中には”金曜日の夜に行くのなら、あそこだ!”があったと思うのです。ところが悲しいかな、オープン予定前の7時25分。電気ついちゃいました。。。呑みに行けません。。。仕事しないといけません。。。期待させといて、エナジー・オーストラリア・・・。                                                                         はい。仕事は仕事。いつもと変わらずやってきましたよ。

さてっと、今回のワイン。

Ransom Dark Summit 2004

ニュージーランドといえば白のソーヴィニヨン・ブラン。お決まりの葡萄品種ですね。最近では南島のクイーンズ・タウン周辺のピノ・ノワールに脚光が浴びている。おそらく一般消費者からすれば、やっぱり赤ワインはオーストラリアでしょ、みたいな雰囲気があるのでしょうが。でも、NZのピノ以外の赤ワインもかなり高品質なので注目して欲しいのです。特に北島のホークス・ベイや、ワイヘキ・アイランド産のものは国際的のも評価が高い。私のお勧めは今回のお勧めワインの産地マタカナです。オークランドから車で2時間ぐらいで行けるワイン産地。懐かしいなぁ。私が月刊NZに書いたコラムの最初の産地。なので特に思い入れがあるのでしょう。さて、このワインは・・・。グラスの中から、チェリー、プラム、ブラック・ベリー、チョコレート、フレッシュのコーヒー豆、クミン・シード、獣臭、そして燻製香を感じることができます。口に含んでみましょう。やさしい果実味は、口の中をすんなりと広がります。まーったく嫌みがありません。ソフトの味わいの下流層に心地よい渋みが流れていく感は格別です。すんなりと・・・。すごーく料理に合わせやすいと思います。ツナやサンマなどのお魚、チキンからラム、ビーフなんでもござれ。

料理とワインのマリアージュ: Sauteed duck livers and aspragus and fennel salad

Score: 17/20                                                                                                                      

 

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