未分類

シドニービジネス塾「豪州地球温暖化政策の概要に迫る」を開催

シドニービジネス塾「豪州地球温暖化政策の概要に迫る」を開催


「豪州地球温暖化政策」をテーマにビジネス塾を開催

 シドニー日本商工会議所(会頭=金丸義雄・オーストラリア三菱商事会社)は2008年5月16日、シドニービジネス塾をErnst & Youngで開催、65人が参加した。

 今回のテーマは、「豪州の地球温暖化政策」。Ernst & YoungマネージャーのMatthew Bell氏、パートナーの菊井隆正氏から、今年7月1日に施行されるNational Greenhouse and Energy Act 2007(全国温室効果ガス排出・エネルギー報告法令)の概要を中心に、豪州における気候変動規制の展望について話を聞いた。

 セミナーは、Matthew氏による講演を菊井氏が日本で補足説明するというスタイルで行われ、メインスピーカーを務めたMatthew氏は、まず、政権交代により、オーストラリアにおける地球温暖化政策が大きく変化していることを説明。「前政権では温室効果ガスの排出量を減らせることができたらいい、というスタンスだったが、今は、減らさなければならない、という考えに変わっている」と強調した。

 次に、今回の法令の概要について説明が行われた。この法令は、豪州における温室効果ガス排出やエネルギーの消費・生産の報告を義務付けるもので、企業においては、登録や報告義務が課せられることになっている。法令の内容がどのようになっているのか、排出量およびエネルギーに関する報告義務、報告義務の対象、執行方法、さらには、政府による公表方法などについて、条文に沿いながら解説が行われた。

 さらに、豪州で行われようとしている排出権取引の内容について、基本原則、導入に向けたスケジュール、現在検討されているシステムの特徴、排出量上限値・価格などについて説明があった。

 セミナー終了後には、懇親会が行われ、参加者間の情報交換、意見交換が行われた。

▲ JCCINEWSへ

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

その他の記事はこちら