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28/05/2008
◆生活産業部会「為替セミナー&ナイチンゲールミュージアム見学会」を開催
シドニー日本商工会議所生活産業部会(部会長=木嶋亨・オーストラリア伊藤ハムフーズ)は2008年5月23日、「為替セミナー&ナイチンゲールミュージアム見学会」を開催、18人が参加した。 ▼兼松の足跡残るシドニーホスピタル 今回、兼松豪州会社の協力の下、シドニーホスピタル内にあるLucy Osburn-Nightingale Museumを見学。同ミュージアムは、1868年、看護師の育成に苦慮していた同病院がイギリスに看護師の派遣を求め、同国がシドニーに派遣したLucy Osburnを代表とした5人の看護師の来豪に起因する。当時イギリスで看護師の管理をしていたのがNightingaleであったことから、博物館の名前が付けられた。 同ミュージアムでは、NightingaleやLucyの遺留品や、兼松の関連資料が残されている。シドニー病院と兼松との関係は、同病院内に医療研究機関を造る建設費として3万ポンドを創業者の兼松房治郎氏が寄贈したことにはじまる。これによって創設された「兼松病理学研究所」は、ノーベル賞受賞者を2名輩出するなど、オーストラリアにおける病理研究において多大な貢献を果たしている。同博物館のスタッフの解説のもと、日豪の過去の交流の足跡をたどった。 ▼米国の景気回復が大きな鍵 見学会終了後、会場を商工会議所「会議室」移して、為替セミナーを開催。米国サブプライム問題から豪ドル高が続く中、年末に向けてどのように為替が推移していくのかをテーマに、参加者間の意見交換も含めながら行われた。 冒頭、今回の講師を務めた三井住友銀行シドニー支店の林克彦氏、今村加奈子氏から、今後の為替の動き、豪ドルの特徴などについて説明が行われた。その後、質疑応答が行われ、今後の為替の捉え方、そして、事業展開のあり方などについて、インタラクティブな意見交換が行われた。 林氏、今村氏からは「米国がサブプライムの影響からどれだけ立ち直り、景気回復するかが大きな鍵となるが、年末までは強い豪ドルが続いていくだろう」とアドバイスしていた。 |
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