食べる
1.マルチカルチャーフード
移民の国オーストラリアでは、世界中の料理を味わうことができる。日本食、中華、タイ、インド、ベトナム、イタリア、スペイン、メキシコ、ギリシャ料理などはもちろんのこと、アフガニスタン、ベルギー、オーストリア、クロアチア、チェコ、ペルシャ、ヴェガン(厳格なベジタリアン料理)やゴア料理など、ありとあらゆる料理が食べられる。
アジア料理は人気があり、西洋風の料理にもアジアの食材を使用した料理や、アジア各国の料理をいろいろ取り混ぜて出すレストランも増えている。韓国人街、イタリア人街など、大きなコミュニティーのある地区に行けば、本場の食材も手に入れることができる。
2.コーヒー文化
オーストラリアのコーヒーは、イタリア系移民の影響で、カプチーノ、カフェ・ラテ、フラット・ホワイト、ショート・ブラック、ロング・ブラック、マキアート、モカなどとバラエティーに富んでいる。シドニーの一人当たりのコーヒー消費量はひと昔に比べて急増し、カフェの数も増え、コーヒーの質も非常に高くなった。毎年6月にロックスでコーヒー・フェスティバル(The Rocks Aroma Festival)が開催され、世界チャンピオンのコーヒーを飲むこともできる。
3.ワイン
オーストラリアのヴィンヤードは、1788年にシドニー・ハーバー・ブリッジの近くにできたものが最初。現在はオーストラリア大陸63地域以上にワイナリーが点在し、総面積は1,700k㎡におよぶ。世界100カ国に輸出しており、フランス、イタリア、スペインに次いで、輸出量は世界で第4位。5.5億豪ドルもの売り上げがあり、国内のみでも1年に4億リットル消費されている。
オーストラリアは通常冬に雨が降り、その後の収穫時期まで雨が少なく夏は日照時間が長いため、果実味のあるぶどうができる。そのためオーストラリアのワインはフルーティーで口当たりの軽さが特徴。ワインの主な種類は、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、セミリヨン、リースリングなど。
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