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ロードハウ島の海は誰のもの?(前編)

 

 

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太古の自然が残る絶海の孤島、ロードハウ島。島民の人口約350人に対して、ツーリストベッドの数が島全体で400床までに制限されています。1982年にユネスコの世界自然遺産に指定されて以来、ツーリズムが島の環境変化にあたえるインパクトに配慮し、このような制限が設けられたとのことです。 

話は南太平洋から大陸を西に横断して、一気にインド洋にそれますが―――『インド洋の首飾り』といえば、そう!モルディブ共和国。26のアトール(環礁)に1,200もの小さな島々が浮かんでいる、とっても美しい島嶼国(とうしょこく)です。実はここ、数十年前までは一種の鎖国状態にあり、外国人がここを訪れることは滅多にありませんでした。わずか10万人くらいのイスラム教徒がひっそりと漁業で食べていただけの、経済的にはとても貧しい国でした。

1970年代になって、灼熱の太陽と真っ白なビーチ、透明度の高いプリミティブな海を求めて、最初はヨーロピアンが訪れるようになります。続いて日本人、オージー、アジア人の間にその海の素晴らしさが知れ渡り、中でも人気が集中したのが、おなじみの水上コテージです。客室内にグラスボトムのテーブルがあるものや、カヌーで朝食を運んでくるものとか、スパやジャグジーまでついているものまで。

現在では、最大ベッド数600床の大型ホテルを含む、全部あわせて87軒のリゾートホテル郡が出来上がり、モルディブ全体のベッド数は16,444床。世界中から、年間56万3千人ものツーリストが訪れるようになりました。(※2003年の政府統計による) 

で、どーしてロードハウ島の話がモルディブまでいっちゃうの???この続きはまた明日!

 

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