エルクエストロは北部準州の州都ダーウィンと西オーストラリア州ブルームのちょうど中間、カナナラという町から車で1時間半のところにあります。このあたり一帯は広大なサバンナが広がり、一区画100km x 40km(100万エーカー)もあるような大牧場も珍しくありません。 エルクエストロも 5,000頭の牛を飼育している大牧場の1つです。エルクエストロの敷地内には、水量豊富な滝、地熱温泉、緑濃い渓谷、褐色に染まる断崖、ふしくれだったバオバブツリー、亜麻色に輝くスピニフェックス、淡水ワニやバラマンディーの泳ぐ河川まであり、牧場というよりはむしろ、自然保護区とでも呼ぶべき、とても変化に富んだ土地です。
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■ 牧場を持ちたい、という2人の若者の夢から・・・
エルクエストロの創業者、ロンドン出身のウィルとメルボルン出身のセリアは、創業当時、弱冠23歳の若いカップルでした。1990年にこの土地を探し当て、1エーカーあたり$1で100万エーカーの牧場を手に入れます。
文字通りゼロからの出発です。1992年4月、どうにか宿泊設備を整え、リゾートとしての営業を開始します。これといって確信に満ちたビジネスプランがあったわけではなく、血と汗と涙と莫大な規模の資金をつぎ込み、牧場と観光収入でビジネスを軌道にのせていきます。
2004年にここを訪れたツーリスト数は何と6万人。雨季の間は営業できないので、観光シーズンは4月から10月までの7ヶ月間。単純に考えると月平均8,500人以上が訪れている計算になります。
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■ タイプの異なる5つのアコモデーション
エルクエストロにはエルクエストロホームステッドをはじめ、エンマゴージリゾート、ステーションタウンシップファミリーバンガロー、リバーサイドキャンプ場、マウントクックバーンサファリの全部で5つ、タイプの異なる宿泊施設があり、現在80人ものリゾートスタッフが働いています。その中でひときわ異彩を放つ存在が、エルクエストロホームステッドです。
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■ エルクエストロホームステッド
チャンバレイン川の切り立った断崖の上に立つ超高級ホームステッド、エルクエストロホームステッドは、部屋数わずか 6室。ゆったりとした客室内はインドネシアのアンティーク家具で装飾されています。地平線の遥か彼方まで緑がつづき、眼下には淡水ワニが泳ぐ川が流れるベランダからの眺めは、まさにPRICELESSの素晴らしさ!世界中で唯一、西オーストラリア、キンバリー地方でしか味わうことの出来ない光景なのです。
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