【Bridestowe Lavender Farm】Photo by Geoff Murray　

何しろ世界一水と空気のきれいな島ですから、そこにいるだけでも健康になってくような気がします。（んなわけないけど）、でも空気の味が、ぜんぜん違うんです。これホント！北京とまでは言わずとも、日本の都会に暮らす人なら、その違いがはっきり判るかと思います。さてさて、今日はタスマニアで2番目の都会、ロンセストンのお話です。 

【Albert Hall】

Photo by JP & E Baker

【Old Launceston Seaport】 

Photo by Rob Burnett

【Hotel Grand Chancellor】

Photo by Doherty Hotels

■ 商業と貿易の町、ロンセストン

ホバートが州の政治の中心とすると、ロンセストンはタスマニアが誇る羊毛やビーフなど、物産の積出港として発展した、いわば、商業と貿易の町なのです。オーストラリア国内ではシドニー、ホバートに次いで3番目に歴史の古い町なので、やはり随所に開拓当時を偲ばせる教会やホール、大邸宅などの建造物が残っています。町の人口は約 10万人です。

■ 世界最大規模のラベンダーファーム

大陸本土とタスマニアの間に横たわるバス海峡。ここに注ぐタイマー川に沿って開かれたワイナリーの散策は手軽に行けるのでお薦めです。レンタカーを借りるのであれば、ロンセストンから北に車で45分、世界最大規模 (48ヘクタール) を誇るラベンダー畑や果樹園が広がるナボーラやスコッツデールという町まで足を伸ばすのも一案です。ラベンダーの開花時期は12月から1月にかけて。この時期にタスマニアに行くのなら、紫色の大地の絨毯をお見逃しなく。 

【Pipers Brook Vineyard】

Photo by Garry Moore

【Bridestowe Lavender Farm】

Photo by Philip Kuruvita

【Daniel Alps at Strathlynn】

Photo by Don Fuchs

■ 上質なワインの産地パイパーズブルック

 そこからさらに北には、オーストラリアでも最も寒冷なワインの産地、パイパーズブルックという場所があります。アンドリュー・ピリー博士という方が調査・研究した結果、リースリング、デーワッツラミナー、ピノグリに最も適した土壌と気候であることがわかり、ピノノアール、シャルドネに加え、これらの種類の最高級ワインの産地となっています。

■ 1000頭のオーストラリアンアザラシの楽園

写真でお見せすることが出来ずに残念なのですが、バス海峡に程近いジョージタウンから出るクルーズで行ける、10^th Is.（テンスアイランド＝10番目の島＝岩礁）には、1,000頭ものオーストラリアンアザラシが巨大なコロニーを形成しています。ここは何しろ手つかずの自然が凄いのです、これぞSUPER NATURE！

いずれも、ロンセストンから足を伸ばす価値があるでしょう。

（つづく）

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