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昨日のつづきです。オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、ビタミンEの吸収を促すはたらきもあるといわれています。ビタミンEといえば、美肌効果、発ガン予防など、とても重要なビタミンの1つ、サプリメントでこれを摂取する場合も、エキストラバージンオリーブオイルをつかった料理と一緒ならば、吸収率がさらにアップするというわけです。
IMAGE TOP【Olive Grove, McLaren Vale, S.A】 This image is protected by copyright to the South Australian Tourism Commission |
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さてこのオリーブオイルの種類ですが、 オーストラリアでは一般にEXTRA LIGHT、OLIVE OIL(100%PURE OLIVE OIL)、EXTRA VIRGIN OLIVE OIL の3種類に区分されています。 (ホントはVIRGIN OILとPOMACE OILをあわせると5種類になるのですが、話がややこしくなるのでシンプルにまとめます。)
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EXTRA LIGHT |
オリーブの果実から抽出したオイル(バージンオリーブオイル)を精製したもので、色も香りも味も軽めのものです。ケーキやビスケット、ペーストリー、デザートやその他オリーブのほのかな香りを必要とする料理などにつかいます。 しかし、カロリーはその他のオリーブオイルと比べるとライトではなく、大さじ1杯で約115カロリーになります。 |
OLIVE OIL |
これはEXTRA LIGHTとEXTRAVIRGIN OLIVE OILの中間クラスのオリーブオイルで、サラダドレッシング、ソテー、炒め物や揚げ物につかいます。100%PURE OLIVE OILと表示されている場合が多いですが、実は精製油とバージンオイルのブレンドで、マイルドなオリーブの香りが特徴です。 |
EXTRA VIRGIN OLIVE OIL |
このカテゴリーのものが、色、香り、味、栄養分も、ベストなものです。摘みたてのオリーブの果実を乾燥させず、加熱せず、化学薬品もつかわずに果汁を搾りとったものです。COLD PRESSと表示されているものもありますが、最近では加圧するのではなく、遠心分離機を利用してプロセスする場合が増えてきています。EXTRA VIRGIN OLIVE OILには酸度※を1%以内に押さえ、自然なままの果実の香りと味の完璧なバランスが求められています。 |
※酸度とは遊離オレイン酸の割合のこと。低いほど酸化しづらく品質が安定しています。
(つづく) |
シドニーとアデレードにある、調理の専門学校Quality College of Australiaのキッチンが新しくオープンしたという案内を受けて…