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タスマニアの近くの陸地は、北は大陸本土(240km)、東はクライストチャーチ(2,039km)、西は西オーストラリアのアルバニー(2,703km)、そして南は南極大陸(2,200km)です。その他の陸地というと、地球の裏側のチリ、アルゼンチンしかないのです。つまり、この地理的条件が、世界一きれいな水と空気の背景にあるのです。雨を降らす大気や雨雲は、低気圧によってもたらされるわけですが、低気圧って赤道を決してこえませんからね。
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【Parliament House – Hobart】 |
【Tasmanian Tiger】 |
【Salamanca Place – Hobart】 |
Photo by Geoff Murray |
Photo by Tourism Tasmania |
Photo by George Apostolidis |
■ 情緒あふれる港町・ホバート
タスマニアの州都、ホバートの人口は22万人。オーストラリア国内ではシドニーに次ぐ2番目に古い歴史のある港町です。1830年代から捕鯨基地として栄え、現在は州の政治の中心地となっています。急速な経済発展の影響が殆どない町並みは、昔ながらの情緒ある佇まいを見せてくれます。町の周辺には見所がいっぱいです。タスマニア博物館・美術館ではこの島に昔、棲息していた動物のレプリカや、現存する固有種の剥製、アボリジニの生活様式や捕鯨、南極観測の歴史などが展示され、特にタスマニアンタイガーの剥製は必見です。また、オーストラリア南極観測隊のベースタウンとしても重要な役割をになうホバートには、南極観測の調査、研究、教育、ロジスティックスなどのエキスパートが多く住みついています。
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【Richmond Bridge】 |
【Port Arthur Historic Site】 |
【St George's Church – Battery Point】 |
Photo by Nick Osborne |
Photo by Chris Bell |
Photo by Garry Moore |
■ ホバート近郊の見所もたくさん
1823年に囚人たちに造られた現存するオーストラリア最古の石橋や1826年に建てられた刑務所跡、アンティークの掘り出し物が素晴らしいリッチモンド、海辺に流刑地の監獄跡が残るポートアーサー、かつて捕鯨に使っていた倉庫が内部のみ改装されて、現在では多くのショップが軒を並べるサラマンカプレイス(週末にはここに州内最大の市が開かれます)、その南側の丘に広がる瀟洒な邸宅街・バッテリーポイント、美術館、レストランや宿泊設備を併設する老舗ワイナリーなど、1つ1つ書き出すときりがないので割愛しますが、のんびりじっくり散策する価値のある場所が、もう、たーくさんあるのです。 |
■ごきげんな新鮮食材と特産品の数々
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桟橋にある名物のシーフードレストランで、地元のワインと新鮮な魚介類を存分にほおばり、サラダやチーズもたっぷりと。 ホバート近郊のワイナリーでは、ダーウェントリバーの入り江を眺めながら右の写真のようなモダンオーストラリアン料理を楽しめます。 それから、忘れてはいけないのがタスマニア産のハチミツです。タスマニア産のレザーウッドハニーは国内最高峰の味と品質でその名を知られています。 無公害、無汚染、無添加のからだに優しい安心食材、特産品の数々は訪れる人をごきげんな気持ちにさせてくれるのです。 (つづく) |
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