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料理とワインの会 第5回 イカを使ったイタリアン”

 
Thursdady 07/08/08
 
 今月の“料理とワインの会”はじまりますよー。
 
 第5回目となった今回のテーマは“イカを使ったイタリアン”Hideさんが得意とするイタリアンですから、ちょっくら辛口でコメント述べてみようかなぁ。
 
 まずはJamsのMさんご提供のシャンパーニュで乾杯。空腹状態をキリッとシャンパーニュが刺激します。
 
 
 今回はちょっと趣向が違います。ワインのスポンサーがついたのです。ありがとう日通さん。日通さんはVintage Cellarsと提携して日本向けオンラインワインショップのサーヴィスを開始しました。そして、今回、その中の4本のワインを提供していただき、私が好き勝手にそれらのワインを批評してもいいという、なんともありがたい話。ということで、RiseのソムリエUeda君と私が持ってきた1本ずつを加え合計7本のワインが勢ぞろい。回を重ねるごとにワインの本数が増えていく。酔っ払う率も高くなっていくわけです。
 
 
 
 さて、料理、料理。
 
 
 
 
奥はディープフライのライスヌードルをまとったイカとホタテのムースのボール。下のトマトのソースと相性よし。そして、手前は同じくイカとホタテを使った一品で、カリフラワーのピューレをベースに、ホウレンソウ、卵と生春巻きで戴きます。黒門市場(大阪)で買ったはんぺんを思い出させてくれた懐かしい味。
 
 
 
 
 
お次はパスタコース。イカのトルテリーニ、サフラン風味のズッパ。このトルテリーニ、実はHideさんの手打ちパスタ。黒い部分はイカ墨で、ちょうど白と黒が螺旋状になっています。つるっとしたテクスチャーのトルテリーニに、マッスルやボンゴレのエキスたっぷりのズッパ、ほのかな甘酸っぱさのあるトマト、そして高貴なサフランの香り。スプーンで口に運ぶたびにトスカーナのリヴォルノの港の景色が頭に浮かぶ。リースリングと一緒に楽しめました。
 
 
 
 
 
 
そして、定番のイカの詰め物と思いきや、中はお米ではなくクスクス。サルタナ(レーズン)とパインナッツが新たなテクスチャーと風味を与えてくれ、トマトのソースをたっぷりつけて頂くと、ピノノワールの酸味と協調し合って新たなハーモニーが築き上げられましたよ。
 
 
 
 
 
この巨大な黄色い物体は、ポレンタ。上にイカスミとイカとトマト。実は私ポレンタ好き。本来ならお肉の煮込みなどに添えられるけれど、このイカスミとの相性良かったですよ。チーズなんか入ってたらもっと良かったのになぁ。
 
 
 
 
 
そして、イカとズッキーニのフリット。ライムをぎゅーっと絞っていただきます。下味のつけ方が上品で、油っぽくなくていい。ピルスナー系のビールが欲しくなったけど、セミヨンとの相性良かったですよ。
 
 
 
 
そして、ドルチェ(ピントが合ってなくてスミマセン)。お得意パンナコッタにピンクグレープフルーツのグラニタと金柑のコンポート添え。これ、今まで出してくれたドルチェの中で一番のお気に入りになりました。イカに関係ないけど・・・。 
 
 
 
今回のワイン。ワイン。ワイン。
 
 
左から、St HAllett Eden Valley Riesling 2006(日通さんからの提供)。エデン・ヴァレー産のこのリースリングはミネラル、シトラス、ライム、洋梨の香りが心地よく鼻腔を刺激します。口に含めばクリスプ&フレッシュ。さわやかな果実味と酸味がフロントから一気に流れ込みます。ミドルからフィニッシュに向けてグレープフルーツを思わせるビターな味わいがリフトアップして、味わいに深みを与えてくれます。Score: 16 / 20
 
Moët et Chandon Brut Imperial NV(JamsのMさんからの提供)。このシャンパーニュに対してコメント必要ないぐらいみなさんご存知じゃないかなぁ。グラスの中から、シトラスやリンゴの香りが飛び出してき、続いてバターやイーストの香りが追いかけてきます。シャープに感じる酸味が、徐々にクリーミーなテクスチャーに変わっていき、仄かにリッチなテイストを演出しています。Score: 16 / 20
 
Pasqua Pink Pinot Grigio 2005(Ueda君からの提供)。なかなか面白いものを持ってきたなぁ。イタリアのヴェネト産のこのワインはローズヒップティー、ワイルドベリー、イースト、羊毛、そして日本酒を思わせる香りの特徴を描きます。口に含めば、ピノグリージョらしいドライなテイスト+ソフトに感じる果実味が舌の上を転がっていきます。Score: 12 / 20
 
Alain Brumont Doux Pacherenc Les Larmes Celestes 2002(私が持ってきたワイン)。フランス南西部からのデザートワイン(プティマンサン100%)。オレンジブロッサム、マンダリン、洋梨、ハニー、ミネラルの香りが魅了します。口に含めば甘すぎない味わいが適度な酸味を伴って染み込んでいく・・・。アフターテイストを楽しんでいる時にはもう、心が奪われているのです。Score: 17.5 / 20
 
Brokenwood Semillon 2007(日通さんからの提供)。ハンターヴァレーの老舗ワイナリーからのセミヨン。シトラス、ライム、ミネラル、リンデンフラワーティー、そして火打ち石の香りがグラスの中から飛び出してきます。シャープだけれどクリーンな酸味は目の冴えるような趣で、心地よい果実味と融合し、スムースにフィニッシュへと向かいます。このワイン、5年後ぐらいに飲んでみたら酸味がもう少しおだやになって、もっと楽しめるはず。
Score: 17 / 20
 
 
 
赤ワインもあるよ・・・
 
 
 
左から、Stefano Lubinana Primavera Pinot Noir 2007(日通さんからの提供)。タスマニア産のこのピノノワールはライトボディ。Primaveraというだけあって春の花見のときに飲みたいなぁ。チェリー、レッドカラント、イチゴ、ザクロ、シソ、ケイパー、そして軽い樽の香りが興味をそそります。口に含めば、フレッシュ感があり、チャーミングな赤い果実の味わいが心地よく広がっていきます。
Score: 15.5 / 20
 
Leeuwin Estate Siblings Shiraz 2003(日通さんからの提供)。ルーウィンといえばマーガレットリバーを代表するワイナリー。そこのお手ごろシラーズがこちら。プラム、カシス、ブラックベリー、ヴァニラ、カプシカム、ホワイトペッパー、そしてスモーキーな香り群が特徴です。口に含めば、スムースなテクスチャーにびっくり。心地よい果実味はフロントから荒れることなくフィニッシュまでつながっていき、優しいタンニンがちょっとしたアクセント。フードフレンドリーな特徴は
Score: 15 / 20
 
 
 
今回もよく食べよく飲んだ。話も盛り上がり、新婚ホヤホヤのUeda君の、“最近、奥さんのことお嫁さんって呼んでるのです”は今日のヒットかも。そして、例のごとく時計を見たら仕事まであと10分。タクシーに乗って出勤です。はい、何軒ものパブをチラッチラッと眺めながら…。
皆さんお疲れさまでした。日通の古江支店長、本当にありがとうございました(うちの息子君のお世話もしてもらった し・・・)。はい、みなさん合言葉は、“ワインは日通のオンライン・ショップで”。
 
来月のテーマなんですか、Mさん。

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