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ブログ第五十九回 料理とワイン8 “オーストラリア、夏のピクニック・バスケット”

Sunday 09/11/08

 前回の料理とワインの会を日本帰国で欠席したため、私にとっては2ヶ月ぶりの会です。

 今回のテーマは、“オーストラリア、夏のピクニック・バスケット”

 だからって、実際カゴに入っていたわけではないです・・・。

 竹や葡萄のつる、くるみ、藤、またたびで編まれたカゴにちょっとしたスナックなんか入れて、お日様の下でワインやビールと一緒に楽しむ。なんて事してみたいなぁ。

 

 さて、今回のスターターは・・・、“すしロール!?”

チキンの照り焼きと海老の天ぷらが入ったお寿司。どこかでテイク・アウェイしたのではありませんよ。Hideさんの代わりにBunちゃんが作った一品です。そういえばお寿司も、OZピクニックでは定番になりつつあるかもね。やっぱり普通にドライなビールが飲みたくなりますよ。

 

そして、ピクニック・バスケットには欠かせない“ディップ”たち。ビスケットから時計回りに、アスパラの生ハム巻き、アーティチョークやセミドライ・トマト、そしてディップは・・・、フムス(チックピー)、カプシカム(赤)、ババガノッシュ(なす)。フムスとババガノッシュはゴマのペーストとクミンのフレーバーが特徴のディップです。カプシカムのディップはサワー・クリームが入っていて味わいにやさしさがありました。

 

次は、手前から、フリッタータ、ハインツのケチャップ(だそうです)、チキンのガランティーヌ枝豆コンフィした鴨のサラダ。フリッタータは使われたクリームと野菜(ズッキーニ、にんじん、カプシカム、ビーンズ、そしてポテト)がやさしく卵に絡んでいます。ガランティーヌはフレンチ・テクニック。中に入っているタイムとパインナッツがフレーバーに深みを与えてくれます。鴨のサラダは、マカダミアンナッツのオイルと赤ワイン・ビネガーを使ったドレッシングでワインを飲むペースを速められます。ちなみに朝鮮人参風味のワインがマッチングでした。

 

それから、それから。サンドウィッチ。右側がサーモンと、ロケット、卵、マスタード。左はハム、グリエール・チーズ、トマト、そしてロケット。やっぱりピクニックですから、サンドウィッチははずせない一品ですよね。

 

Hideさん、フルーツ・パウンドケーキも作りました。もう少しお酒が効いてもよかったかなぁ。でも、美味しかった。

 

 

昨日はJamsのMさんの誕生日。こんなサプライズもありました。字が裏返っていますが、21stて書いてあるんですけどぉ・・・。

 

 

さて、ワイン。ワイン。ワイン、そしてビール。

左の黒いラベルはHenschke Julius Riesling 2007(日通さん提供)。SAのEeden Valley産のリースリング。フレッシュ&クリスプが特徴です。ライム、シトラス、グラニー・スミス・アップル、アスパラガス、そしてミネラルの香りが心地よく鼻腔を刺激します。口に含めばそのフレーバー群は加速度的に増していきます。フィニッシュでは芯のある酸味が余韻をしっかり構成しています。16.5/20

右側に見える白いラベルはScarborough Chardonnay 2005(日通さん提供)。このHunter Valley産のシャルドネ、私自身、真っ先に選ばないシャルドネの1つなのです。けれど、久々に飲んで、“あれっ、こんなんだったけ?”、とちょっとビックリ。ヘーゼルナッツ、バタースコッチ、ハニー、ブール・ノワゼット、シトラス、黄桃、バニラの香りが押し寄せてき、口に含んだ瞬間に、ぱっと花開いたように複雑な味わいが広がっていきます。酸味も程よくて味わいに飽きが来ない。17/20

 

左から、今回私が持ってきたビール。Monteith’s Summer Ale。NZの南島のWest Coastからの季節限定ビール。味わいは、うーん、ジンジャー・ビールに近いかなぁ。ハニー、ジンジャー、オレンジ・ピール、クローブ(丁子)、シトラス、そしてモルトの香りを見つけ出せます。ビールはなんたってのど越しが第一ですが、これはミドルのテイストもちゃんと味わえます。スパイスや心地よいフレッシュな甘さがあり、ビターなアフター・テイストも楽しめるのです。17/20

中央は、おなじみMoet & Chandon Brut Imperial(Mさん持参)。グラスの中から、ハニー、イースト、シトラス、ベイクド・アップルの香りが細かい泡と共に舞い上がってきます。心地よい酸味と共に十分に味わえるボリューム感、そしてなんといってもクリーミーなフィニッシュがこのシャンパーニュの魅力ですね。16/20

右、Riccadonna Asti Spumante(Ueda君持参)。イタリアの代表的なスパークリング・ワイン、アスティ。久々に飲みました。キャンディード・ジンジャー、洋梨、ローズ・シロップ、ライム、マスカットのフレーバーが特徴です。やさしい甘味が、外での食事に華やかさを与えてくれます。14.5/20

 

左は、謎のGinseng Wine(古江さん持参)。ワイン自体はMerlotですが、それに朝鮮人参のフレーバーが入ったというもの。はい、香りは朝鮮人参でーす。それに付け加え、赤スグリ、タバコの葉、ハーブの香りを見つけ出すことができます。味わいは、少しオレンジのような感じもあるけれど、なんかやっぱり朝鮮人参。どんな料理に合うか。今回のコンフィした鴨のサラダがよいマッチングでした。

右は、Moss Wood Amy’s Cabernet Sauvignon 2006(日通さん提供)。WAのMargaret Riverといえばカベルネの代表的な産地ですね。このワインは、チェリー、カプシカム、レザー、オレンジ・ペコ、そしてブラック・ペッパーやスモーキーな特徴を描きます。心地よい果実味やスパイスが舌の上をベルベットのように流れていき、スムースなタンニンが溶け込んでいくのです。18/20

 

 

 

 

そんでもって、RiseのソムリエUeda君が神社を開きたいそうで、その候補地に挙がったのがRiseのバックヤードです。向こう側にはどんな神様が祭られるのか・・・。

 

次回のお題は何なのかなぁ。次は誰が決めるの?

 

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