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GO!豪!!インタビュー MTSC留学センター社長 石原 敏郎氏 インタビュー (著書プレゼント)

GO!豪!メルボルン URL: http://www.gogomelbourne.com.au/

 

GO!豪!!インタビュー 

MTSC留学センター社長 石原 敏郎氏 

【プロフィール】

石原 敏郎 Toshiro Ishihara

1952年 世田谷の貧しい警察官住宅で出生

1958年 練馬区向南幼稚園。一番で入学但し座高が

1964年 練馬区健康優良児予選落ち

1968年 都立国立高校入学。生徒心得改正委員長になるも、2年片思いのMに振られ、荒んだ高校生活を送る

1972年 一浪後、某大学に辛うじて合格

1976年 某建設機械メーカー就職 

1985年 一気に飛んで、移住目指してオーストラリア入り

1990年 オランダ系の連れ合いと入魂になり、いろいろあって現在にいたる

1996年 メルボルンの258 Little Bourke StreetにMTSC留学センターを立ち上げる

2009年2月 日本語情報誌「伝言ネット」で連載をしていた『月刊タコ社長日記』を改訂加筆してまとめ、『つれあいはオランダ系オージー ~タコ社長のポジティブな豪州日記~』が日本にて出版予定。

 

現在、日本語情報誌「日豪プレス」にて『タコ社長の英語習得悪戦身に付かず』が好評連載中。自身によるブログも随時更新中です。(下記URL参照)

【MTSC留学センター】

メルボルンで最も歴史のある日系留学センター。スタッフは全員日本人で、豊富な知識と経験に基づいたカウンセリング、きめ細やかなサービスに定評があります。州外、日本からもE-mailで相談可能。(下記参照)

 

 

インタビュアー:長谷川 潤、大喜多 良美

 

Q.MTSC留学センター様の事業内容を教えていただけますか?

A.いわゆる留学エージェントです。無料でカウンセリングを行い、希望に合う学校の情報提供も無料で行っています。語学学校からTAFE(私立専門学校)、大学院まで、オーストラリア全土入学手続きも代行します。創立12年の実績があり、大学やTAFE留学のエキスパートです。

そのほかには情報センターとして、図書の貸出、アコモデーション、アルバイトや仕事の情報提供、インターネットカフェなども設置し、便利に使用していただける施設です。

2007年7月までは月間日本語情報誌「伝言ネット」というフリーペーパーを発行していました。現在「伝言ネット」は別の方に譲りましたが、ウェブサイトを利用して、仕事の手配等を行っています。

また、たまに若い方の〝聞くだけ人生相談”なども行っています。

Q.『つれあいはオランダ系オージー ~タコ社長のポジティブな豪州日記~』を出版される予定ですが、出版しようと思われたきっかけは何ですか?

A.まず「伝言ネット」を立ち上げた際に〝おもしろ、おかしく、役立つ”というモットーを掲げました。メディアというものは、おもしろくなければ存在価値がないと思っています。また内容も読者を笑わせるものを含まないと、すぐに飽きられるのではないかと思っています。意味があり、可笑しいものを作りたいなぁというところから「伝言ネット」をスタートさせました。

「伝言ネット」をやっているうちに、自分の人生を振り返り、子供のころのこと、メルボルンのことを書いてみようと思ったのがきっかけです。ある時期からどういうわけか〝タコ社長”と呼ばれるようになり、2001年から2007年まで「伝言ネット」で『月刊タコ社長日記』を書き始めました。当初は本として出版するという目的で書き始めたのではなく、メルボルンから情報発信をするという目的で書き始めました。

『月刊タコ社長日記』を「伝言ネット」で執筆中に、徐々にメルボルンのこと、メルボルンでの生活などをもっと多くの人に伝えたいという気持ちが湧いてきたことで、1冊の本にまとめて出版しようと思いました。

また母が『月刊タコ社長日記』を楽しみにしてくれていたこともあり、連載を終了したことでがっかりさせてしまったこともあります。母が元気なうちに、自費出版でも良いから本を出版したいという思いも強かったです。

幸い出版社が見つかりました。オーストラリアのことももっと知ってもらえるといいなと思っています。

 

 

Q.本はどのような内容ですか?

A.例えば、どんな小さな町にもチャイニーズ・レストランが必ずありますね? どうしてかなぁと調べてみたら、バララット(Ballarat)でのゴールド・ラッシュ時代に中国人が入植し、その後金鉱があまり発見されなくなり、他の仕事を求めていたときに、政府が1地域に中国人1家族(あるいは1軒のチャイニーズ・レストラン)といった制度を決めたそうです。

そういったことを我々は知らないですよね。まだまだオーストラリアは知っているようで知らないことが多い国です。読者が今まで知らなかったオーストラリアを、本を通して知っていただけるような内容になっています。

またオーストラリアに住む日本人のオヤジから見たオーストラリア、日本の姿も書いています。オーストラリアでは全く知らない人同士でも挨拶をし合う、そのような気質、コミュニケーションが温かい雰囲気なども知っていただきたいですね。

その他にも日記の連載中に書かなかったことも加筆しました。例えばダーウィン(Darwin)における第2次世界大戦中のオーストラリアと日本の激戦の事実もそうです。厳しい歴史の現状というのは、本のメインテーマから外れるかもしれませんが、そのような事実も知っていただけたらと思います。

オランダ系の連れ合いとの馴れ初め、コラム等も加筆しました。オーストラリアのちょっとしたことを、読んでいただいたらわかる、読むと知識が増える内容になっていると思っています。オーストラリアでの出版はありませんが、インターネットを通じて購入することは可能ではないでしょうか。

Q.石原社長さんの今後の夢や、目標はありますか?

A.2、3年前に病気になって以来、健康に気を遣うようになり、まず健康を維持し続けることですね。現在は毎日早起きをして1時間歩くようにしています。

また野菜づくりを始めたので、食べられる野菜を育てて、自給自足とまではいかないけれど、ある程度の自立した生活をしたいと考えています。ひとつの励みにもなると思いますし、人間は自然との関係を壊してはいけないと思いますので、土に触れる機会をこれからも増やしたいですね。

夢は、還暦も近づいてきていますので、級友たちに「還暦はメルボルン!」と私が音頭をとって言っています。メルボルンをもっと日本の人に知らしめたいですし、日本人の一人の男が地球の南の果てで頑張っているところを見てもらいたいです。そしてそれを共有する時間を持てたらいいなぁと思っています。

Q.石原社長さんにとってのメルボルンとは?

A.当初はシドニーのことしか知らず、メルボルンのことは全く知りませんでした。シドニーとは違って、落ち着いていますし、都会でありながら30分も車で行けば田舎に行くことができる。緑も多いので、そういったところが住みやすいなぁと思いました。移民も多く、街中にはアジア人も多いので、初めて来た日から溶け込める気がしました。ウェルカムされているような気分になれるメルボルンが好きになりました。またイタリア人街やギリシャ人街といった味のある地域も多いですよね。

ただやっぱり個人的には、このメルボルンでオランダ系の連れ合いと知り合い、その大家族がいつも暖かく迎えてくれていて、ここが私の住む場所だなと強く感じています。そういったことからも、私にとってのメルボルンは大きな意味があります。

Q.若い方へのメッセージをお願いします。

A.私が日本でサラリーマンをしていた頃は、終身雇用が当然の時代でした。サラリーマンの仕事は嫌いではなく、いろんなことが学べましたが、どうも組織の中でやっていくのに向いていないと感じ、自分の将来は自分で決めようと会社を辞め、日本語教師になる勉強をして、オーストラリアに来て、日本語教師の仕事を経て、その後留学センターを設立しました。

サラリーマンとして日本の社会でやっていけなかったのは、ある意味では挫折といえるかもしれません。でもそのお陰で、自分のやりたいことを見つけ、オーストラリアに来ることもできました。仕事も、サラリーマン、日本語教師、そして留学センター経営と変わり、人生を2度も3度も生きているような気がします。

若い人もいろいろな挫折を味わいながらも、是非とも新しい道をみつけて欲しいと思います。諦めないで、ポジティブな気持ちで違った人生を何度も味わうくらいな気持ちをもってやっていって欲しいです。人生はやり直しがきくんだということを強く伝えたいですね。

そしてメルボルンへ是非来ていただきたいですね(笑)。

Q.壮年層へ向けてもメッセージをお願いします。

A.これからは、一人でいろんなことをしてみると良いと思います。若い頃にできなかったこと、どんどん好きなことをやってみると良いのではないかと思います。例えば一人で海外旅行など。勿論、ご夫婦で活動されることも大切でしょうが、これからは孤独に強くなっていくようにしたいですね。結婚式より葬式が多くなってくる年代です。これは自分にも言っていることですが。

それと、日本に行くといつも思うのですが、壮年の方がの顔が怖いです。口をへの字にしてにらみ付けるようにして歩いている人が多いです。毎日の生活にもっと笑顔を据えてやっていけたらいいですね。誰だって、怒っているようり笑っている方がいいに決まっています。そして、笑いが健康にいいことも実証されています。

「可笑しいから笑うのではなく、笑うから可笑しいのだ。」という言葉があります。毎日の生活では、確かに悲しいこと、悲惨なことの方がおおく耳に入ってきます。しかし、そうだからこそ、こういう言葉を自分の人生の中心にしっかり据えていきたいですね。私は、日記を書くこと、そして本を出版することで、そういったメッセージを皆さんにお伝えできたらと願っています。

Q.プライベートでのこだわり、あるいはこだわりのものはありますか?

A.実は、初恋はアメリカ人でした。近くにグランントハイツという米軍の住宅地があって、小学生のときから高学年の友達と一緒によく遊びに行っていました。ある日、そこで一緒にキャッチボールをして遊んだポールという男の子がいて、そのお姉さんがラビンでした。私が9歳で、彼女は7歳でした。ただ、窓越しに見つめあったりしているだけでしたけど。この世の中に違った人種の人たちがいる、ということは強烈なカルチャーショックでした。ある日、彼らのお母さんが家の中にいれてくれ、真っ赤なアイスキャンディーをくれました。あのアメリカの味は忘れられません。全く英語ができなくて、早く勉強して話せるようになりたいと思ったものです。

考えてみると、今こうしてオーストラリアに住んでいることの原点は、あの頃のにあったのだと思えます。

他には今でも大切にしている本が2冊あります。小田実著『何でも見てやろう』と長島達也著『パナリンガル式 日本語教授法入門』です。

1冊目はフルブライト第1期の留学生である小田実氏による著書です。アメリカ留学をし、その後世界一周旅行をして帰国される話を面白おかしく書かれています。この本を読んだのが1979年で、そのときはもうサラリーマンでした。なぜこの本をもっと早くに読まなかったのだろうと思いましたね。自分が会社を辞めようとしたときに、今から世界を見てみたいと思わせてくれた本でもあります。現在読んでもそんなに違和感がありません。

日本語教師の恩師長島達也先生が書かれた本が2冊目です。英語で日本語を教える方法を教えていただきました。日本語の面白さを教えていただき、オーストラリアで日本語教師をやろうというきっかけを作ってくださった先生です。この本も私の宝物です。

 

 

MTSC留学センター

URL: http://www.mtsc.com.au/

住所:Level 5, 258 Little Bourke Street, Melbourne, VIC 3000

TEL: (03) 9663 8893    FAX: (03) 9663 8938

営業時間:月~金 AM11:00-PM5:30

定休日:土、日、祝日

 

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脱サラして日本語教師になり、オーストラリアで日本語学校を経営する夢を持って1985年にオーストラリア入りし、日本語教師を経て12年前にタコ社長になる。その日々の生活を通して、オーストラリア、メルボルンを紹介しながら、一緒になったオランダ系の連れ合いと老猫ルーシーを交えた喜怒哀楽の日常を伝え、日豪の文化比較、歴史、言語、人種問題などにも触れるユーモアエッセイ。

日本のPodcastingラジオの新刊JPでも紹介されました。

第763回を是非、お聴きください!!

http://sinkan.jp/radio/index.html

(ご応募先)info@tryber.com.auこのメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にして下さい 

タコ社長の著書プレゼント係まで2009年3月31日迄にメールにてご応募下さい。

GO!豪!!メルボルンへの感想やリクエストがあれば、どうぞお書き下さい。

当選はメールにてお知らせいたします。シドニーからのご応募もお待ちしています。

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