♦ミッドライフ・クライシス(中高年の危機?)♦
何だかまるでホラームービーのタイトルのような言葉だが、皆さん”ミッドライフ・クライシス”をご存知だろうか。
あまり日本では聞きなれない言葉だと思われるが、無理やり日本語訳すると、”中高年の危機”といったところだろうか。
あるウェブサイトには、”中年になりかかった頃に、自らの老いを感じ始め、人生も何か取り返しがつかないような気がして、急に若返りして若い頃に出来なかった派手な行動をとる人によく使われる言葉”と記載されている。
上記の説明では、”50歳の誕生日を迎えたおばさんが、突然どうしてもセーラー服を着て町を歩いて見たくなったので、早速行動に出てみた” といった風に、”奇妙な行動をとる中年達”という風に捉えられてはいけないので、この辺りで訂正させて頂こう。
私の中でのミッドライフ・クライシスの理解は、人生の半分を通過しようとしている中高年の方が、今までの人生をじっくり振り返り、現在の自分における環境と、これからの自分を想像してみた時に、”うぅーーーっ・・・”と過去の出来事を反省してみたり、”むぅーーーーっ・・”と新たな人生を歩む自分を想像してにたりして、自分自身のレビューの時期に来たのだと思う。
中高年の方の”人生のレビュー”と言ったほうが正確かもしれない。
ちなみに私の周りでは、小学生の頃から親の薦めで弁護士を目指し、大学や大学院で7年間も法律を勉強し、やっとの事で弁護士になった46歳のAさんは、12年間の弁護士生活にピリオドをうち、最近ゴシップマガジンのカメラマンになったし、2度の離婚を経験した38歳のR子は、”結婚は人生の墓場”というのが彼女のスローガンで、独身の人を見ると”結婚反対”の悟りの会を開いていたというのに、ある日突然結婚をし、あっという間に子供も出来て幸せだという。
20年以上OLで事務経理をしていた36歳のH子は、ある日突然”こんな所で人生終えさせないわ!”思ったらしく、10年以上働いていた会社を突然辞め、翌月にはカフェを開ける事になって大忙しだし、先日婚約し、大きな婚約パーティまでした30歳のS子は、”一人で放浪してみたくなったから・・・”とわけの分からない事を言って、5年間のリレーションシップに終止符を打ち、スーツケース1つで海外に飛び出したのである。
どうやらミッドライフ・クライシスは、私の周りでどんどん広がっていくばかりで、”私の人生これでいいのかしら・・・”といった軽い症状から、”よしっ!これを機会に天地大逆転してやるーっ!”という大胆な行動にでる方もいて、私自身もそんな彼らよりかなりのパワーを頂いている近頃だ。
当初の私は、”あらまぁ、無茶な事するねぇ、この人は・・”と、割とネガティブなイメージを持っていたのだが、最近はそんな彼らから、懐かしの”熱い気持ち”を感じ取れて、とても新鮮に思えるようになった。
人生の約半分を通過して、人生を振り返ってみるのも悪くないと思う。 というよりは、じっくり自分の人生を振り返ってみた方がいいのだろう。
きっと皆、普段の生活が忙しすぎて、そんな事を考える暇も無かったり、普通の生活に慣れてしまって、慣れている事さえ気づかなくなっているのかも知れない。
仕事や恋愛、家族や友人、老後や結婚、子供や財産など、皆それぞれの価値をもっているだろうから、自分自身の健康診断みたいに捉えれば、意外と”あっ”と驚くようなアイデアが出るかもしれない。
特に日本では中高年の方が何か新しい事を始めようとすると、”遅咲き”とか、”乱れ咲き”などと呼ばれるかもしれないが、もしかすると意外な自分を発見して、新しいフィールドで華やかな人生を送れるかも知れないなら、それもいいじゃないか。
ミッドライフクライシス・・・ まるでテロリストか凶悪犯罪者のような言葉だが、いい機会なので、反省事項ばかりで日が暮れない程度に、ちょっと振り返ってみようじゃないか。
”狂い咲き”にならない程度にさ・・・。
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