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Shrine of Remembrance
スワンストン・ストリート(Swanston Street)から南を臨むと見えるのがShrine of Remembrance。メルボルンのシンボル的存在でもあるが、本当の姿は戦争記念碑である。
ヴィクトリア州最大のこの記念碑は、世界大戦での戦没者を弔うために建てられた。また戦没者の家族への敬意も表されている。毎年オーストラリアの祝日であるアンザック・デー(ANZAC DAY)は、ここで大規模なセレモニーが開催されている。
The Forecourtには1954年から消えることがないエターナル・フレーム(Eternal Flame)がゆらゆらと炎をあげている。また北側の地面には〝LET ALL MEN KNOW THIS IS HORY GROUND”という文字が刻まれており、中心部には〝WE WILL REMENBER THEM”と刻まれており、この記念碑がいかにオーストラリアにとって重要であるかが判る。
記念碑の建設が決定された1920年後半から1930年代、オーストラリアは経済的にも苦しい時期だった。デザインが公募され、83作品の応募から、帰還兵Philip Hudson氏とJames Wardrop氏によるデザインが選ばれた。そして1934年11月、3万人の観衆が見守るなかで記念碑は開館しました。
2003年に開館したVisitor Centreも見逃せない。〝Last We Forget”と書かれた壁があり、その反対の壁には1990年のANZAC DayセレモニーでのWilliam Deane氏によるスピーチの一部が紹介されている。
その他にも戦争を物語る記念碑がいくつもあり、戦争のもどかしさ、不条理さを思い知ることができる。また日本が第2次世界大戦中にオーストラリアと激戦を交わした事実を知る人は、日本国内でも少ないのではないだろうか? オーストラリアを深く知るためにも、過去を知ることは重要である。この記念碑を訪れ、改めてオーストラリアと日本のことに思いを巡らせてはいかがだろうか? 記念碑の中にはギャラリーになっており、無料で公開されているので訪れると良いでしょう。
※「特集」 アンザック・デイ(ANZAC Day)とは? はこちら
●Shrine of Remembrance
URL: http://www.shrine.org.au/
住所: Birdwood Avenue, South Yarra, VIC 3141
TEL:
開館時間:月~日 AM10:00-PM5:00
入場料:無料
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