オパール 世界でもオパールは特殊な地理、そして天候の現象によって形成されることから、 ひじょうに限られた場所のみに見られます。 オーストラリアを例に取ると白亜紀(6千600万年前~1億4千万年前)のこの国の内陸は海でした。シリカ(二酸化珪素)をふんだんに含んだ良質の海中の土は海岸に蓄積され、その海水が引いた時に巨大なオーストラリア盆地が形成されたわけです。 さてここからが本題のオパールの形成についてです。約3千万年ほど前の第3紀中期に起きた劇的な自然条件により大量に溶解したシリカ土質が、地層の裂け目や空間を埋めるように断層に流れ込みました。 水分と結合したシリカはゼラチン化し、固まりはじめ、長い年月を経て、美しいオパールになったのです。 オパールが形成された粘土層は、白亜紀に遡るため、オパール化した生物の骨や樹木、貝などがよく発見されます。
■オーストラリアのオパールの産出量は全世界の約95%を占めています。
■オパールの名の語源はギリシャ語の「オパロス」に由来しています。意味は「幸運を招く」という意味に加え「常に色が変わる」という意味もある。
■オパールを愛した偉人たち 歴史上の人物にもオパールの美しさに魅せられた人は多く、オルフェウスは「オパールは神の心を喜びでいっぱいにする」と説き、近世に入るとシェークスピアが作品「十二夜」のなかで「この奇跡の美しさは宝石の女王である」と称賛し、マーロウの「キュー、オブ、マルタ」では財産リストの筆頭にオパールを置いています。 またオパールの愛用者として有名だったのがヴィクトリア女王です。女王は常にオパールを身に着けていたそうですが、5人の王女や友に高価なオパールをプレゼントしています。当時、英国の皇族(ロイヤル、コート)は世界にとってファッションの先端として認められていたことから、オパールはかなり珍重されていました。良質のオパールは今日も多くの皇族や高位の人々に愛用されています。
■オパールの宝石言葉 昔からオパールは “希望” という宝石言葉がつけられています。それは長くオパールを身につけていると次第に人生を前向きに考えるようになり、変化に富んだ楽しい希望に満ちた生活が続き、富と美しさを授けられると信じられていたからです。
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