先日ちょっとだけご紹介した「炉ばた」。
富良野でいろいろお世話になったNさんと富良野滞在最後の日に行ってきました(実は連ちゃん・・・笑)!
もともと2年前、富良野観光協会のJさんに連れてきてもらったお店です。
Jさんはカナダ人ですが、「前世は日本人だった」と断言するぐらい日本通です。
富良野観光協会の仕事は既に辞めて、現在プリンスホテル本社の海外事業部で働いています。
実は再来週、東京で会うことになっています。今からすごく楽しみ!
そのJさんが当時、
「絶対に連れていきたいお店があるので、予定空けておいてくださいね、50年前の日本が堪能できますよ」と
連れて行ってくれたお店がこの「炉ばた」。
まず店構えはこんな感じ。
そして店内はこんな感じ。
ねっ、いい感じでしょ?
コの字のカウンターがあるだけの、こじんまりとしたお店です。
日本酒を注文すると、中央にある炭火で温められた土瓶から、いい感じのぬる燗がでてきます。
こういうお店を、カナダ人のJさんが連れて行ってくれるということが、僕には不思議と同時に、
とても嬉しく、そして今の日本を象徴しているように思えます。
正直告白すると、昨年一人でこのお店に来たとき、店内には私以外に客はおらず、お店の人はいい感じで話かけてくれて、
いい感じでほっておいてくれるので、ゆる燗のお猪口を傾けながら、一人店内で、しんしんと降り続く雪の音を感じ、
バックミュージックの「リンゴ追分」のベース音を聞いていると、僕はどうしても涙腺が緩んでしまい、目が潤んでしまったのです。
悲しくなったとか、ホームシック(いい歳して?笑)になったとか、そういうことではなく、この一瞬に感極まってしまったのです。
雪、ぬる燗、炭火、リンゴ追分、赤ちょうちん、お店のお母さん・・・
そういったいろいろなものが、一瞬トータル的にそういった感情にさせたのではないかと思います。
さて、このお店もオージーに大人気!
シーズン中はこんな感じで、オージーと地元の人が一緒に盛り上がるようです。
こういう写真を見てると、こっちまで楽しくなっちゃいます(笑)。
そろそろお料理紹介しないと・・・笑
タチポン(たらの白子)
ほんの少しだけ炙ってあり、ねぎと揚げにんにくが主役を引き立てています。
口の中で、シューと音を立てて溶けていく感じ。これ食べると「あー、生きてて良かった、富良野に来て良かった」と思う一品。
毎年注文してるので、今回3回目。何回食べても笑っちゃうぐらい美味しいです・・・笑
ひな皮
とにかく、パリっとしてやわらか。
ジューシーな皮の味わいがなんともたまりません。これもいつも必ず注文。
アイヌネギ
今回初めて食べました。
えー、なんでこのネギこんな甘いのー?って思うほど野菜の甘みが感じられます。
酢みそと白ゴマとの相性抜群!
つぼだい
とにかく身がプルンプルン。
結構大きいですが、あっと言う間に食べちゃう一品です!
そして、お店の奥さんがサービスでだしてくれた自家製おから。
これマジでウマっ!
なんでこんなやさいし味付けで、なんでこんなにインパクトがあるんだろ?不思議。
富良野の方、どうもありがとうございました!来年またお会いしましょう!
RK
炉ばた
富良野市日の出町12-33
0167-23-4776
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