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♦470億円の手切れ金♦

わけの分からない金額だが、ゴルフ選手のタイガーウッズとエリン夫人の慰謝料らしい。　

手切れ金と呼ぶと聞こえが悪いので”慰謝料”と呼ぶのかは知らないが、"ごめんなさいこれで許してください、素敵な将来を！“と言った具合だろうか。

当たり前の話だが、1億の家がニコニコ払いで470宅も買えるのだ。

470宅も家を建てたとしたら、その辺りは新しい村が出来るじゃないか。

贅沢に3億の豪邸を一件購入したとしても、467億円があまってしまうし、キャッシュで支払った頃にはまた同じような金額の金利がついて、せっかく使ったのに元の金額に戻ってしまいそうな勢いである。

仮にうっかり公園のベンチに100万円を置き忘れても、例えパチンコで１０万円まけても、

“あーーあっ・・・。”とも思わなくなるのだろうし、“あぁー、またタバコが増税かぁーっ、くそぉーー”とか、 “ジェットスターが大阪行きの片道80ドルセールやってるよー！”などの会話にもならないだろうから、私に言わせれば“感情無し人間”になりそうで、毎日の生活としては悲しいものがあると思う。

高かったものを安くで買えた時の達成感が買い物の醍醐味でもあるし、どれだけ高級寿司店の

中トロが好きでも、”毎日食べればさすがに飽きる”というのは、私の寿司職人Ｍ氏の証言つきである。

そんな友人Ｍ氏は付け加えてこう言った。

『じゃ、あまりお金持ちになると、感情が無くなりそうだから、良くないねぇ。　だから、タイガーウッズはエリン婦人への感情が無くなったのかなー・・。　僕も寿司は大好きだけど、さすがに毎日はねぇ・・・。　ウッズもエリン婦人と毎日ってのは、ちょっとキツかったのかもねぇ・・・・。』

“人の受けとり方”は様々である。

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