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生まれて初めてのポーランド料理に大感激!

先日ご紹介したチェコ料理に続き、今回も東欧料理の紹介です。完全にヨーロッパ・モードです!(だってそんな天気なんだもの!)

と、前回から偉そうにヨーロッパ、ヨーロッパと言っていますが、実は僕はまだヨーロッパの地に足を踏み入れたことがありません。

それに引きかえ奥さんは、プライベートと仕事を合わせて今まで50回以上ヨーロッパを訪問しているのではないでしょうか。

イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スイス、ハンガリー、チェコ、オランダ、ベルギー、スペイン、オーストリア・・・いや~、羨ましい限りです・・・

奥さんはそれこそアフリカ、ロシア、北米、東南アジアなどほとんどの国を訪れていますが、

その中で住みたい!と思った都市はパリ、プラハ、シドニーだけらしいです。まー、シドニーに住めるのは有難いってことですよね!

 

そんな奥さん、事あるごとにヨーロッパがいかに素敵なところかを僕に力説します。

建物、料理、雰囲気、人、芸術、文化・・・そして、ワインとビール!

こんな話をいつも聞かされて、僕はときどき無性にヨーロッパに行きたくなるのです。

でもいつかヨーロッパの街並みを案内してくれると奥さんが言うので、今は気長にそのときを待ちましょう!

 

さて、今回初めて訪れるグリーブにあるお店「NA ZDROWIE」、生まれて初めてのポーランド料理です。

お店の女の子に店名の発音を何回も聞きましたが、難しくて覚えられません  でも意味は「乾杯」のようです。

 

店内はほぼ満席状態。前回のチェコ・レストランもそうですが、こちらのお店も木が基調になっていて、とても温かみがあり可愛らしいです。

ちょっとしたポーランドの民芸品もあったり、心が和む空間です。 

 

ポーランドのイメージというと、以前名古屋で働いていたときの記憶ですが、同じ会社で英語教師をしていた女性がポーランドのワルシャワ出身で、

その印象が強く残っています。「実直」「勤勉」「堅実」と表現するのがピッタリの人でしたね。

とにかく真面目であまり冗談も言わず、質素な生活をしながら「お給料のほとんどは実家に仕送りしている」と言っていました。

そんなイメージのポーランドですが、一体どんなお料理なんでしょう?

 

<ピエロギ>

ポーランドを代表する伝統的なダンプリング(餃子)料理です。ヨーロッパの中でもやはり東欧はアジアに近いですね。

アジアの人気料理がポーランドの代表料理になっていることが、とても不思議で感慨深いです。

そんな不思議な気持ちで一口頬張る・・・美味しいー!間違いなく美味しいー!これ美味しくない日本人、いや、アジア人はいないでしょー!

カリっと香ばしく焼かれていて、皮はモチモチ。具材は3種類で「マッシュルームとザワークラフト」「オニオンとベーコンが入ったミート」、

そして「フライド・オニオンとサワー・クリームが入ったホワイト・チーズとポテト」です。中身はさすがにヨーロッパっぽいですね(笑)。

このトマトとピーマンのソースが、このダンプリングには絶対必要です!いやそうではなく、餃子を醤油でいただくのではなく、

トマト・ソースでいただくのがポーランド料理の醍醐味なのです!ぜひお試しを!

 

<キエルバサ>

  

燻製されたポーランドの有名な太めソーセージが、炭火で焼かれてでてきます。

この香ばしい香りとジューシーな味わいは、なんと表現したらいいのでしょう。口の中で皮がパキパキっと破れたかと思うと、

それに合わせて肉汁がプチプチプチと弾け飛びます。その直後にお肉のジューシーな味わいがジュワ~と口の中いっぱいに広がります。

(うん?なんか昨日のブログの表現にそっくり???いや、気のせいだと思います・・・笑)

昨日のソーセージも美味しかったですが、こちらも負けず劣らず美味しいです。いや、炭火で焼いてる分だけこちらの方が上か?

  

そして圧巻はこのピクルスとポテト!どちらも絶品です!実は酸っぱ過ぎるピクルスがあまり得意ではない僕ですが、

このガーキン(ミニ・キュウリ)のピクルスは最高に美味しかった!こんな上品に酢漬けされたピクルス初めていただきました。絶妙のお酢加減です。

そして奥さんが大絶賛するこのポテト。茹でてあるのか蒸してあるのか、とにかくこれ以上ないシンプルな料理なのですが、

その甘くて美味しいこと!ホクホクした歯ざわり、でも形がくずれないしっかりとした歯ごたえ。お塩をほんのちょろっとかけていただくと、

その甘さが一層際立ちます。奥さんと一緒に「まるでジャガイモを食べてるようだー!」と唸りながらいただきました。

(注:変な表現ですが、我が家では本当に美味しいとき、大絶賛するときなどに使うフレーズです。

その言葉の裏には「素材が持っている本来の味わいがある本物」といった意味があります)

 

ソーセージを一口いただき、箸休めにポテトをいただき、そしてピクルスで一旦リセットしてからまたソーセージを・・・切りがないです・・・笑

(しかし、ポテトとピクルスでこんな熱く語るのは初めてです・・・

 

それにしても今日は写真がイマイチですね。本当はもっと見た目もきれいなお料理なのでけど・・・

こんな感じのお料理です→http://www.nazdrowie.com.au/Food–and–Dining.php

実際この写真を見て「今日はここ!」と決めました!

 

<ゴラブキ>

ポーランド風ロールキャベツですね。口に頬張るとほっと落ち着き、身の心も温かくなるのは日本のロールキャベツと同じです。

でもなんでロールキャベツを食べると、こうも幸せな気持ちになるんでしょうね? 一家団欒を象徴するお料理だと思いません?

寒い日にストーブが炊かれた暖かい部屋で、セーターを着た家族が集まりロールキャベツをつつく・・・窓は外との温度差でくもっていて・・・・・

そんなイメージありません?僕だけ??でもこの料理を食べてると、寒い東欧では、こんな光景があちこちにあるように思います。

 

挽き肉がこれでもかってぐらいキャベツに詰まってて、とても食べ応えがあります。でもそんなにお腹ににこないんですよ。

恐らく味付けがあっさりしていてしつこくないからだと思います。確かにメニューには「ライト・トマト・ソース」って書いてありました。

そして極めつけはこれまたポテト!トマトソースがかかることで、先ほどのポテトとはまた一味違う味わいがあります。

塩味だけでも美味しいですが、こうやってソースと一緒にいただいても美味しいですねー!これまたお見事なお料理でした。

 

さて、いつもならここでお勘定して退散するところですが、今日は珍しくデザートもオーダーすることに。

こんなに料理が美味しいお店のデザートを食べない手はないということもありましたが、

それより、胃がもたれていないのでまだまだ食べれそうだったからです。

そうなんです、このお店、味付けがとても優しく全体的にあっさりしていているのでお腹にこないのですよ。

量が少ないとかそういうことではなく、味付けがとてもさっぱりしているのです。一見重そうな料理もありますが、全然そんなことはないです。

そして素材のバランスがとても良いと思いました。ソーセージにはさっぱりしたピクルス。挽き肉はたっぷりのキャベツで包み、味はトマト・ソース。

ダンプリングも挽き肉だけではなくたっぷりの野菜を包んだものがあったりと・・・

 

そんな流れでオーダーしたデザートは「ポーランド風チーズケーキ」

これまた全く重たくないチーズケーキで、それこそペロっといただきました!チーズケーキとバニラ・アイスにのっているはベリーです。

普通のチーズ・ケーキはチーズが味わいのメインとなっているのでこってりしていますが、こちらは小麦粉の割合が多くあっさりしています。

あまり甘く味付けされてないケーキとアイスとの相性はパッチリで、ペリーの酸味が印象に残るデザートでした。ご馳走さまでした!

(美味しかったはずです。昔からポーランドはチーズケーキをお茶菓子として作る習慣があり、これがベークド・チーズケーキの原形らしいです)

 

いやー、今日は大満足でした!全てが美味しかったです!僕たちの中ではかなり上位にランキングされました。

日本人のテイストとポーランドのテイストがここまでドンピシャだとは思いもしませんでしたー。

そしてお料理だけではなく、このお店の雰囲気がとても可愛らしくてほっと落ち着きます。食器やカトラリーも東欧を想わせます。

  

 

それにサーブしてくれたポーランド人の女の子二人。ほぼ満席の店内を二人で手分けして、無駄のない動きで的確にテキパキとサーブしていました。

笑顔を振りまくわけでもなく(媚を売らないというか)、でもそれがとても新鮮で素朴、シャイに感じられ、さり気ないサービスが心地良かったです。

料理が出されるタイミングもワインをついでくれるタイミングも完璧で、言葉ではなく表情で見せてくれるおもてなしの心を感じました。

物静かで憂いのある表情ですが、その中に一瞬キラっと輝く美しさがあり、その美しさにキリっとした揺るぎない強い意思を感じるのです。

ときどき日本人女性にも見られる表情です。

 

帰宅後ネットで調べるみると、日本人がよく知ってるポーランド人の中にこんな名前が並んでいました。

ヨハネ・パウロ2世、キューリー婦人、ショパン・・・

 

今日初めてポーランド料理をいただいて思ったこと。ポーランド料理は家庭料理ですね。まさに「おふくろの味」です。

何だか懐かしくて、ほっとする料理。子供の健康のことを考え、明日への活力につながる料理。

疲れているときには癒してくれ、嬉しいときには祝ってくれる、そういう料理だと思いました。

 

今日はポーランドがとても身近な国に思えた日でした。皆さんもぜひポーランド料理体験してみてください。オススメです!

 

NA ZDROWIE

161 GLEBE POINT RD, GLEBE

9660-1241

BYO

www.nazdrowie.com.au

毎日6PMよりオープン

金、土は混みあうので必ず予約を。

 

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