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そろそろ覚えてみませんか?5分で分かるクリケットのルール。

クリケットのルールが分からない。。。わかります。長年住んでいてもさっぱり覚えられません。

しかし国技とも言えるクリケット。せっかくオーストラリアにいるのですから、少しだけ時間をとって簡単にルールを覚えてみませんか?そこから話が広がればOZフレンドもたくさんできるかもしれません。

それではクリケットの基本!行ってみましょう!! 

クリケットの発祥

皆さんの想像通りイギリスです。そのためインドや南アフリカなどのイギリス連邦諸国など、100カ国で有名なスポーツのようです。日本では戦後いち早く取り入れられたスポーツでもある一方(横浜スタジアムも元はクリケット場だったとか…)、サッカーなどに比べ現在では普及していないため「幻のスポーツ」とも呼ばれています。近年では、日本でもチームが作られ競技人口を増やしているようなので、さらに知る価値大ですね!!

またクリケットは別名「紳士のスポーツ」とも呼び(クリケットの熟練者を真の紳士とも呼びます)、野球の原型であるとも言われています。しかし、イギリス版の野球とクリケットをたとえれば、OZは不快感丸出し。あくまで、クリケットはクリケットのようなので注意してくださいね。 

クリケット基礎知識

チーム人数は11人。

ラグビーと同様試合中はキャプテンの指示のみ。(つまり監督は助言できません)

野球で言う攻撃と守備(一回表・裏)を1イニングと呼び、10アウトで交代。伝統的な(本来の)クリケットでは2イニング制、つまり野球で言うと二回の裏で試合は終了です。

しかしながら、この10アウトというのが曲者で、10アウトになるまでに半日や一日かかってしまうそうです。(試合終了に3日なんて当たり前!?)そこで現在の国際試合などのルールでは時間短縮を目的とし、総投球数を決めて行うオーバーリミテッド形式や、1イニング(野球で言う一回の表・裏)のみで行うワンデーゲームを採用しているそうです。

 

クリケットのルールを簡単に説明します

では、もう少し具体的な内容へ。

試合開始はコイントスからです。ちなみにコイントスから30分後に試合が始まるというのだから、どれだけ優雅に紳士はスポーツするのでしょうかね…… 

<攻撃>

アウトになるまで、バッツマン(打者)は打ち続けることができ、得点をとることができます。(ノーバウンドも、ワンバウンドも関係なく、打つことができます)。

バッツマンは2人を1セットとし、1~11番目の打者がすべてアウトになるまで続き(一人アウトになれば一人交代)ます。直接ボールを打つ人をストライカー、それを判断し走る打者をノンストライカーといいます。また、打者以外はベンチで待機となります。 

<得点> 

ランといいます。

二人の打者は向かい合って立ち(常にピッチの両端にいる状態)、ストライカーがボールを打ち、守備が拾っている間に、互いの場所へ走ることで1ラン、すなわち1得点となります。ノーバウンドの打球で取れる最大のラン(得点)は6点で、反則では最大5点が追加されるなど、この他にも得点をとる方法がありますが、先に述べたように打者が往復し続けることが一番ポイントを取りやすく、パートナーである打者二人の息の合いが、醍醐味でもあります。また、最終的に多くのランを取ったチームが勝ちとなります。

走るときはバットをもったまま!体力がいるスポーツでもあるようですね。 

<アウト>

ストライカーの後ろにはウィケットと呼ばれる、3本の棒がたち、一本でも倒れたらアウトです。この場合、直接投球があたるのはもちろん、バッツマンが打ったボールがあたってしまっても同様アウトとなります。

さらに、打球をノーバウンドで守備がキャッチした場合、バッツマンが走り終わらず、守備がウィケットにボールを戻し当てた場合もアウトです。(この他にも、アウトの規定はあるようですが、細かいので省略しています。)

アウトに関しては審判の判断ですが、その判断に意義を唱えることはクリケット精神に反するとのこと。穏やかなスポーツですね。 

<守備>

一人をボーラーといわれる投球者に、一人をウィケットキーパーというストライカーの後ろで守り、守備の要といわれるポジションに配置します。残りの9人はそれぞれフィールドを守り、打球を拾います。

 

大まかに説明しましたが、大体のルールはわかっていただけましたか?

日本と違い時間をゆったりと使うことができるからこそ楽しめる紳士・淑女のスポーツ、クリケット。クリケットの国際試合では服装に関する規定もあり、複雑で少々面倒なスポーツのようにも感じますが、実際は歴史と、互いを称えあい、「優雅に時間をかけて楽しむ」という心身ともに良い影響を与えるスポーツでもあるようです。(途中でティータイム(二時間に一回が普通)やランチタイムが入り、勝敗だけではなく社交の場を大事にするのも、その精神の表れなのかもしれませんね。)

街中やBARでもよくクリケットのTV中継を見ますが今度は興味をもって観戦できるといいですね。そして周りのオージーと一緒に盛り上がってみましょう!

 

参考URL

日本クリケット協会;http://www.cricket.or.jp/01/12.php

ウィキペディア;http://ja.wikipedia.org/wiki/クリケット

 

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