あっという間に10月も半ば。この時期、気になることといえばオーストラリアの国を代表するイベント、メルボルンカップではないだろうか? VIC州では10月中旬から開催地メルボルンを中心に、Melbourne Spring Racing Carnival(メルボルン・スプリング・レーシング・カーニバル)とよばれる競馬レースがもっとも盛んとなる季節をむかえる。
大小さまざまな競馬場でレースが開催されるが、代表とされるのが以下4つのカーニバル。
* Caulfield Carnival(コーフィールド・カーニバル)
* Moonee Valley Carnival(ムーニー・ヴァレー・カーニバル)
* Flemington Spring Carnival(フレミントン・スプリング・カーニバル)
* Sandown Spring Carnival(サンダウン・スプリング・フェスティバル)
そして、オーストラリア最大の競馬レースとして私たちが知るメルボルンカップは、三番目のフレミントン・スプリング・カーニバル中である、11月最初の火曜日に開催される。この日は国内外から何万人もの人がフレミントン競馬場に訪れ、競馬に興味のない人も盛り上がってしまう日でもある。特に開催地VIC州では、この日は祝日となるため毎年大きな盛り上がりをみせる。多くのオーストラリア人が仕事を休み、小銭だけでも賭けに参加するようで、「国家をとめる競馬」と呼ばれるのもうなずける。
(ちなみに、競馬レースによる祝日は世界を探してもオーストラリアのみ!なんともユニークで、オーストラリアらしい祝日ともいえる。ただし、VIC州のみでNSW州では祝日ではないので注意。)
そんなメルボルン・カップの歴史は古く今年で148回目。1861年11月5日(もちろんこの日から火曜日)以来、戦時中もとだえることなく続いてきた。日本がまだ大正時代のころ、英国譲りの競馬を楽しんでいたことも驚きだが、もっと驚くべきことはその賞金!今年の賞金総額は約550万ドル。一着賞金はなんと330万ドル!!そして15万ドル相当のトロフィーも加わるらしい。さらに、2010年までには1000万ドルにする予定とのこと。(すごすぎる……)
気になる日本馬だが昨年に引き続き、今年も参戦ができないということ。2005年の初遠征を果たし、翌年2006年には優勝と準優勝を勝ち取った記憶があるだけに残念。しかし、今年も例年通り白熱した戦いに盛り上がること間違いなしのメルボルン・カップ!
オーストラリアのビッグイベントを一緒に盛り上がろう!
参考URL
メルボルンカップオフィシャルWEB
http://www.melbournecup.com.au/index.asp
メルボルンカップ2008速報
http://www.ausan.com.au/Melcup08.htm
wikipedia
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