南極観測船「しらせ」がシドニー入りし、招待を受けた在住日本人やその他関係者などと友好を深めるパーティーが、停泊中の「しらせ」の船上デッキで行われた。
「しらせ」とは3ノットで1.5M厚の氷を連続砕氷できる能力を持っている海上自衛隊の砕氷艦である。南極観測船しらせは、第48次南極地域観測隊を乗せ、オーストラリア西海岸フリーマントル港を12月後半に南極昭和基地に向けて出航、昭和基地での試料採取、野外調査への同行、設営活動や環境保全活動への参加を終え、南極大陸に沿って東に進みここシドニーに辿り着いた。
艦長一等海佐 小梅三津男氏の挨拶
48次観測隊 小達恒夫氏の挨拶
寺井栄氏と実娘ちかげ氏による能のパフォーマンス
日本酒「菊水」の鏡開き
小梅艦長夫妻と川田司総領事夫妻
パーティに参加されていた高木泰則氏(双日豪州)・町田博淳氏(フジフィルム)・門田源氏(三井住友銀行)
パーティに参加されていた広原邦光氏(豊田通商)と山口正人氏(NBCA)
坂崎一成氏
「私 は運用師でして、南極の物資輸送・基地建設を担当しております。22次「ふじ」の回を始め、43次、44次、そして今回の48次「しらせ」で4回目の南極 行きとなります。一年おきなので、初めて昭和基地を訪れてから26年になりますが、観測規模は年々大きくなっています。」
森山功一氏
「私 は機械を担当しています。研究部門と設営部門があり、機会担当は設営部門に属します。分かりやすく言えば、調査に使う機械類を操作したり故障を直したりす る仕事です。南極観測は今回で2回目となります。外での作業は慣れているのですが、やはり南極の寒さは独特ですね。マイナス20度を超えると大変です。マ イナス30度を超えると一段と厳しく、“寒い”とだけでは言い表せなくなります!」
南極観測のオフィシャルサイト