いよいよ2010年も今日で最後。花火観戦の準備で忙しいですか? シドニー湾の花火はお家でゆっくりしてテレビで観るの、という方も多いでしょうね。
ところで今年のテレビ番組ベストテンは、以下の通りです(カッコ内は視聴者数)。
(1)Masterchef Australia: Winner Announced (4,028,882)
(2)Masterchef Australia: Finale Night (3,594,399)
(3)AFL: Grand Final: Presentations (3,357,550)
(4)AFL: Grand Final (2,767,569)
(5)Melbourne Cup (2,707,307)
(6)AFL: Grand Final Re-Match (2,686,813)
(7)AFL: Grand Final Re-Match: Presentations (2,618,146)
(8)State Of Origin Rugby League (2,468,186)
(9)AFL: Grand Final: Post-Match (2,451,165)
(10)Tennis: 2010 Aust Open: Men's Final (2,420,898)
「マスターシェフ」の人気はさすがですね。優勝者決定の回は確かにみんなテレビを観ていました。人気のほどは分かりますが、ほかはすべてスポーツ番組です。スポーツ大国オーストラリアを象徴する結果ですが、なんだか寂しいなぁ。ドラマやドキュメンタリーなんて、それほど人気がないんですね。
日本では東京オリンピックの年(1964年)に、カラーテレビが爆発的に売れたそうです。そりゃ、テレビでオリンピックを見たいもん。2000年のシドニーオリンピックでは、さすがにテレビは普及していて、そんな商売繁盛はオリンピックのマスコットやお土産品くらいでしたね。
あのシドニーオリンピックから10年が過ぎ、明日は2011年になろうとしています。この10年間に、オーストラリアはいったい、どんな変化、成長を遂げてきたんでしょう。豊かになったことを示すさまざまな指標で比べてみました。
一人当たりのGDP(国内総生産) |
2000年 2万1,770米ドル → 2010年 4万2,280米ドル |
100万米ドル以上の資産を所有 |
2000年 7万4,000人 → 2010年 17万4,000人 |
婚約指輪の平均金額 |
2000年 7,500ドル → 2010年 1万5,000ドル |
宝石類の輸入総額 |
2000年 4億4,700万ドル → 2010年 7億7,500万ドル |
シャンパンの消費総量 |
2000年 140万ボトル → 2010年 290万ボトル |
「BRW」(経済誌)掲載の億万長者 |
2000年 8人 → 2010年 31人 |
「BRW」のRich Listの平均資産総額 |
2000年 3億600万ドル → 2010年 7億3,800万ドル |
「BRW」のRich Listの掲載基準資産 |
2000年 8,500万ドル → 2010年 1億8,500万ドル |
一人当たりの寄付金額 |
2000年 212ドル(課税所得の0.22%) → 2008年 523ドル(課税所得の0.43%) |
国民全体の寄付金総額 |
2000年 7億5,000万ドル → 2008年 23億5,000万ドル |
高級車の販売台数(ポルシェ) |
1999年 608台 → 2009年 1,025台(価格11万5,000ドル〜59万8,000ドル) |
高級車の販売台数(フェラーリ) |
1999年 61台 → 2009年 104台(価格46万ドル〜69万8,000ドル) |
いやぁ、ずいぶん立派になったもんですね。こんなに豊かになっていたとは驚きです。
ちなみに麻薬のコカインの価格も上がったみたい。オーストラリアのコカイン価格は1グラム300ドルと、世界で2番目に高いんですって。2007年暮れから2008年は世界金融危機で経済も多少落ち込んで、価格も下がったみたいですけど、2009年から経済も持ち直して、また値上がりしてきたそうです。
つまり経済的に豊かだから、違法薬物に手を出すことも増えているということ。で、以前は薬物を手に入れるために犯罪を犯してお金を盗むということがあったのが、いまでは、自分の余裕の資金で手に入れる「recreational drugs」現象が起きているんですって。なんだか変よね? これって。
2000年にあるレストランがステーキを50ドルで出した時、みんな「ふざけんな!」とビックリしたのが、いまでは、170ドルのステーキを出す時代です。
そんな豊かな時代に暮らしているなんて、知ってました? 相変わらず貧しい暮らしですって? そりゃ、そうでしょ。庶民には関係ないところで、お金持ちが増えているんです。悔しいけれど…。
そうはいっても、何かしらの恩恵も受けているんですよ。確かに物価も上がっているけれど、みなが皆、ホームレスになって苦しい生活を送っているわけでもないですね。少しずつ給与も上がり、それなりにさまざまな物を買い替えたり、買い揃えたりしていませんか?
ねっ、してるでしょ。デジタルの液晶テレビを買い、iPodやiPhoneを手にし、以前は行けなかった高級レストランにたまには食事に行ったりしていませんか? やっぱりオーストラリアはいまでも「ラッキーカントリー」なのかしらん。
2011年もこのまま豊かな暮らしが続けば嬉しいですが、いつかはリセッションがやってきます。そうなって慌てたりしないように、心の準備と暮らしの工夫はしておきましょうね。
みなさんにとって、良い新年でありますように!
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