未分類

気持ちのお薬

抑うつの方の治療法としては、

1.薬物療法

2.カウンセリング・心理療法(CBTを中心とした)

3.ストレスな現実調整

です。

 

お薬も力を発揮することが多いです。

気分と、脳内の科学物質、中でもセロトニンやノルアドレナリンと

呼ばれる物質との関連が、臨床的に知られています。

それらの化学物質はもともとからだが作っている物質なのですが、

体にはそれを再吸収してしまう性質があり、それをブロックして、

より脳内に満ちた状態にしようとするのが、

最近の抗うつ薬SSRIやSNRIの働きです。

 

けして麻薬のように酔わせたり、鎮痛剤のように

飲んでいる時間内だけきくお薬ではありません。

血中濃度が安定してから、力を発揮するお薬です。

 

このような気持ちのお薬に抵抗感のある方も多いですが、

私はそんなに怖いものではなく、必要なときには、

うまく利用するとよいと思っています。

 

実際少量のお薬を一日一回など飲みながら、

お仕事や勉強をがんばっている方は、実は

たくさんいます。

 

今の気持ちの高さは?と10段階スケールでお聞きすることが

よくありますが、お薬がきいているのなら、お薬を飲んだだけで、

この主観スケールが2段階くらいは上がる方が多いです。

もちろんストレス要因がはっきりしている場合には、

お薬だけで完璧に元気にとはいかない場合がほとんど

なのですが・・・。

 

 私は臨床心理士なので、お薬の実際の処方に関しては、

医師のところで、ということになります。

 

ただお薬も考えているけれど

飲むことに対して葛藤のある方には、

お薬とはどういうものかなどの説明をし、

本人のお気持ちをお聞きし、医師のところに行くのか

どうするのかなど、相談にのることはできます。

もちろん、うつを改善するために心理療法やカウンセリングが

必要なら、それもいたしますので、ご相談ください。

 

シドニーこころの相談室 (サイコロジスト やのしおり)

St. James Trust Building, Suite 613, Level 6, 185 Elizabeth Steet, Sydney 2000

0416-006-835

 

 

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

概要・お問い合わせ

関連記事

その他の記事はこちら