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1983年の発売開始以来、世界中で愛され続けているカシオG-SHOCK。そのG-SHOCKのすばらしさをいま一度世界に広めるべく立ち上げられたスペシャルイベント「SHOCK THE WORLD TOUR」が、ニューヨーク、ロンドン、香港などを経てついにシドニーに上陸。G-SHOCKの生みの親、伊部菊雄氏の品質に対する不変のこだわりと熱い思いが、いよいよシドニーでも披露される。 |
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持つ人に感動を与える時計づくりを…
その思いは開発当時から変わっていません。
G-SHOCK を発売開始した80年代前半は薄型の時計がブームだったので、がっしりしたフォルムのG-SHOCKは、実は時代に逆行した商品だったんです。発売開始から数年間は、誰の目にも留まることなく、ただ店頭に並んでいるだけの辛い時期を過ごしましたね。カシオとしては、今売れなくてもいつか必ず認められるはずだからがんばろう、というG-SHOCKにかける熱い思いと確かな自信があったので、開発を続けることができたんです。
90 年代になって、ダボダボなTシャツなどのストリートファッションが流行したとき、「丈夫でかっこいい時計があるぞ」とアメリカの若者の間で注目されたのがきっかけとなって、のちに日本でもブレイクしました。「強くて丈夫」な点は、消防士や警察官など外で働く人たちからも大変喜ばれましたね。時代にあった時計を作っただけでは、時代が変われば見向きもされなくなってしまいます。G-SHOCKが単なる一過性の人気ではなく二十数年間支持され続けているのは、発売当初から変わらない耐衝撃性にこだわった造りが、いつの時代にも必要とされるテクノロジーだからだと自負しています。それに、テレビや雑誌など多くのメディアでコンスタントに取り上げていただいていることにも本当に感謝しています。私自身、「持つ人に感動を与える時計を作りたい」という思いは開発当時からまったく変わっていませんね。好きなことやお気に入りのものってハッピーな気分にしてくれますよね。G-SHOCKがみなさんにとってそういう存在であってほしいと思っています。
今回「SHOCK THE WORLD TOUR」のために初めてシドニーを訪れたのですが、街でG-SHOCKをよく見かけたり、何社ものメディアから取材を受けたりと、オーストラリアにおける注目度の高さを実感しましたね。今回のイベントでは訪問しなかった国々からも「ぜひうちで開催を!」とたくさんオファーをいただいて、世界中でこんなにも浸透しているのかと正直驚いています。
現在は開発の現場から離れ、新エンジンの企画を担当しています。ターゲットを意識して組み込む機能などを企画・検討し、開発へ導くという仕事です。商品がひとつ完成すると、次はもっとこんな風にしたい…とどんどん欲が出てきてさらにいいものが作りたくなるんですよ。年中そういったことに夢中になっていますね(笑)。
今後は、最先端テクノロジーを取り入れた新型G-SHOCKの開発に力を入れ、アートや音楽、スポーツなどと融合させながら、さらに多くの人に愛されるよう尽力していきたいと思っています。
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