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知らないうちにお金が減っていく…

自分のお金は自分で守らなきゃ、って思っていても、その自分が信用ならないんだから、どうしようもないよね。だって、オーストラリア人は、週平均、59ドルも何に使ったのか分からないっていうんだから、どうしようもないでしょ。

これって、年間一人当たり3,068ドルになります。ずいぶんな金額でしょ。航空券が買えて、海外旅行に行けちゃいますよ。

この「ミステリー・スペンド」、一番多いのは食材のお買い物(44%)。いちいち覚えてられませんよね。次いで、社交(40%)。お友だちとのお付き合いで、いろいろ支払っていると、もう覚えていません。レジャーで出かけた先でのお買い物(38%)。遊びに夢中になって、これも覚えていませんね。スナック・菓子類(30%)。細かなものはいちいち覚えていません。外食(24%)、これは結構覚えているものですが、4分の1の人は気にしていないということですね。

毎日きちんと家計簿をつけていれば別ですが、ほとんどの人は、毎月のお小遣いで、日々の支払いをしていって、なくなればそれ以上のお買い物はあきらめる。またはお小遣いを少し多くしてもらう。まあ、そんなやり繰りでやり過ごしているんでしょうね。

ちょっとコーヒーを買って飲んだり、お菓子をかって食べたり、そんな毎日が積もり積もって、週平均59ドルになるわけですね。この消費をきちんとコントロールできれば、年間かなりの額の貯金ができて、それを毎年続ければ…家が買えるってことにはならなくても、それなりのお買い物ができるはず。

普段からお金にルーズになることなく、例えばコインは必ずブタの貯金箱に…とか、5ドル札は別にとっておくとか、そんな貯金の習慣を付けたり、家計簿をつけたり、お買い物のレシートは残らずとっておき、銀行やクレジットカードのステートメントときちんと照合するとか…。こんなことを習慣化しておけば、結果的にお金が貯まったり、ムダな出費を抑えたり、それこそ間違いや犯罪で引き落とされたことに気づいたりできるもの。

先日、インターネットバンキングで自分の口座を見ていたら、まったく身に覚えのない金額が引き落とされているじゃない! ぜんぜん知らない会社名だし、(何これ?)って気味悪かった。もしかしたら悪い奴がアクセスして勝手に引落したなって怒っていたら、数日後にお金が入金されてるじゃない。

10米ドルが引き出されて、それで入金されて、結果的には出金と入金で変わらなかったんだけど、でも、アメリカドルだから為替レートが影響して、37セント損しているのね。銀行に一応文句言ったけど、「37セント返せ!」って言っても、アメリカの相手とやり取りしても無理なので、泣き寝入りでした。

自分の知らないうちにお金が…ってあるんですね。みなさんも気をつけましょう。だからこそ日頃からきちんと目を光らせて、チェックを怠りなく。

ある調査機関が主要銀行のコールセンターに電話して、友だちやパートナーの口座情報にどの程度アクセスすることができるかどうか調べました。もちろんどの銀行も「規則ですから本人でなければお答えできません」との答え。ところが食い下がっているうちに次第に協力的になってくるんですね。

「僕の彼女は今日お金を振込まなきゃならないんだ。でも仕事に行ってしまって、僕が振込むように頼まれたんだよ。これしなきゃ、僕、彼女に殺されちゃうよ!」なんて泣き落とすと、意外に教えてくれるんですね。

もちろんコールセンターのスタッフが自ら他人の口座にアクセスしてお金を引き落とすことはないですが、パートナー(元でも)と称する人が電話で困っている、しかもインターネットバンキングの操作を知らないという場合、細かにガイドしてくれて、場合によってはアクセスできるように教えてくれるわけです。

調査結果から、他人の個人情報が得られる可能性の高い銀行は…

(1)クイーンズランド銀行(57%)

(2)セント・ジョージ銀行(55%)

(3)コモンウェルス銀行(54%)

(4)ナショナル・オーストラリア銀行(49%)

(5)ウエストパック銀行(42%)

(6)ANZ銀行(18%)

一番厳しく規則を守っているのはANZ銀行みたい。クイーンズランド銀行はとても親切な銀行なのかしらん。

お金のことだから、用心に越したことはありませんよね。銀行選びは慎重に。お金の管理もシッカリと。

 

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