1月28日(木)、日本食レストラン海外普及推進機構(JRO)が主催するシドニー支部設立説明会及び日本食展示・商談会がオーストラリア・テクノロジー・パークにて開催され、シドニーの日本食業界を代表する面々が集まり会場は熱気に満ちていた。
説明会では世界の食文化に大きな影響を与えている日本食の魅力を伝え、日本食や食材の海外市場開拓に寄与し、海外の日本食レストランを支援する取組を具体化するための民間団体(NPO法人)としてJRO が設立されたと説明。
最初に「JROシドニー支部設立にあたって」をテーマに、農林水産省総合食料局外食産業室、萩原課長補佐が、"日本産食材・食品等の輸出戦略"について語った。
続いて、「JROの活動と今後の取り組み」をテーマに、JRO加藤一隆専務理事が"JROの輸出戦略"について語った。
さらに引き続き、「日本の農産物の魅力と価値」をテーマに、(社)日本農業法人協会、紺野和成専務理事が「安全で美味しい農産物は農場から」について語った。
最後に「日本のソフトパワーとしての日本食文化・市場」について、
慶應義塾大学大学院経営管理研究科の青井倫一教授が話され、セミナーの最後を締めくくった。
どのテーマも大変興味深い内容で、その後の質疑応答では、熱心な質問が飛び交っていた。
午後は、日本食展示・商談会が同建物内で行われた。
30近いブースが設置された会場には、数多くの日本食レストラン関係者が訪れ、
各ブースにてサンプルのテイスティングなどをしながら熱心に商談している光景が見られた。
MASUYAグループのCEOである定松氏による料理の実演も行われた。
ジョークも交えた定松氏の実演は会場を大いに沸かせていた。
●本日参加してみて
ここ4年近く、弊誌「G'Day Japan!」を通じて、オーストラリアでの日本食の普及に努めてきました。一人でも多くのオーストラリア人の方に日本食ファンになってもらえるよう、さまざまな食材、料理、お酒、調味料、レストラン、料理人などを紹介してきましたが、今後はもっと「日本食文化」にスポットをあて、日本ならではの食に関する習慣、行事、そして料理に込める心などを取り上げ、日本食の奥の深さをアピールしていきたいと思います。本日参加してみて、日本食の海外における多様性や可能性、そしてその素晴らしさを改めて認識にすることができ、在豪日系メディアとして、今後も日本食の普及に貢献できるよう、全力で取り組んでいきたいと思います。(JAMS.TVスタッフ)
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