うつになりやすさ、多くのメンタルヘルスの問題には、

体質的、生物学的、医学的な要因の影響が

大きい場合も少なからずあるように思います。

私たちの体の要因が、うつになりやすさを作っている。

私たちは自分で選べずに、こういう体、こういう体質で

生まれてくるんです。その体の中に精神も宿るんですから、

体質の要因が大いに影響を与えていることは否めません。

体質であるなら、落ち込みやすい自分はダメだ、

弱い人間だと責め続けてみても、

あまり意味がありません。

体質を精神論で責めたって、仕方がないです。

そういう体質の特徴についてよく知って、

損にならないようにコントロールしていく

スキルを身につけていけばいいだけのことです。

まずは、自分を責める必要がない、

責めてもいいことは何もない、

もっと合理的、論理的に攻略して

スキルを身につけていけば

いいだけのことだ、というのを

分かっていただければと思います。

そのスキルは、カウンセリングの設定の中で、

心理教育や、認知行動療法で、

伸ばしていきます。