GLBTって何? Good Looking Beautiful Tattoo?
明日はゲイの祭典「GAY AND LESBIAN MARDI GRAS」のパレードですね。このパレードはオーストラリア国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れる一大イベントとして、オーストラリア最大級の規模を誇っています。オーストラリアには自分はゲイと公言している国会議員や大臣もいるほどで、オーストラリア社会でのゲイの市民権はしっかりと確立しています。
毎年楽しみなパレードですが、2011年のテーマはなんと“結婚”です。同性結婚を認めよ!ということです。ついに同性による結婚が身近なテーマとなるくらい、社会的に認知されてきたということでしょうか。世論調査でも同性結婚に対する賛成はかなりな支持を得ています。
それでもオーストラリアの婚姻法では、「結婚は男性と女性によるもの」と定められています。同性結婚を認めていないので、明日の夜のパレードでは、この機会を逃すなとばかり、少なくても15のフロートが、同性結婚を認めろ!とアピールするはずです。
昔は法律によって同性愛は違法とされてきました。長い間の同性愛者の運動や世界的な人権運動の広がりを経て、次第に差別的な法律の改正が行なわれ、いまでは同性愛は違法行為ではなくなったわけです。ところが同性による結婚はまだ認められていません。
そこで問題がでてきました。同性愛を差別してはいけないとしているのに、結婚は認めないというのはおかしいじゃないかというわけです。そのためオーストラリア政府は、社会生活上の同性カップルへの差別的な扱いをやめようと、さまざまな法改正を行いました。つまり、結婚している夫婦(男女による異性婚)と同じ権利を同性カップルにも認めて、実質的に同性婚を認めようというものです。
世界ではオランダ、ベルギー、スペイン、スウェーデン、カナダ、南アフリカの6カ国と、アメリカのカリフォルニア州など7州が同性結婚を認めていますが、公認していない国でも、同性パートナーシップ法という法律を作って、同性カップルの権利を保障しようとしています。いわば事実婚としての容認ですね。
こうしてオーストラリアでは、2009年に同性カップルに関するさまざまな法律を改正したおかげで、同性結婚を除くと、子どもの認定や配偶者として社会福祉手当の受給や、税金も配偶者控除が得られたり、ビザの申請条件も異性のパートナー同様に同性のパートナーにも適用になるなど、ほとんど差がない状態になってきています。
おまけに、国連人権委員会がオーストラリア政府に対していくつかの勧告を行いましたが、その中に、同性結婚を認めるようにという内容が入っていました。残すは結婚の容認だけという状況なんです。
ここまで社会的に認知されてきた同性愛者は、オーストラリアではもはや奇異な目、好奇な目で見られることもなく、まったく普通の市民として社会に溶け込んでいます。そうはいってもまだ厳然と差別があるのは事実ですし、偏見もあります。「ゲイ同士の結婚を合法とするのは、児童虐待を認めるようなものだ」と声を大にして叫んだ保守系議員がいますが、こういう意見があるのも事実です。
同性婚の背景には、法の下の平等原則と、人権擁護の考えがあります。それはいつまでも「伝統的」または「宗教的」な慣習でとらえることはできない時代になってきたということです。年に一度のゲイの祭典に、そんなことを考えてみました。
ところで、「GLBT」って何でしょう。男性同性愛者(ゲイ、Gay)・女性同性愛者(レスビアン、Lesbian)・両性愛者(バイセクシュアル、Bisexuality)・性転換者(トランスジェンダー、Transgender)の人々をまとめた総称で、オーストラリアでは結構使われているようですね。
性的マイノリティをステレオタイプの見方で見るのではなく、きちんと認識するためにも、GLBTを使ってみましょうか。
GLBTって何? Good Looking Beautiful Tattoo?
明日はゲイの祭典「GAY AND LESBIAN MARDI GRAS」のパレードですね。このパレードはオーストラリア国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れる一大イベントとして、オーストラリア最大級の規模を誇っています。オーストラリアには自分はゲイと公言している国会議員や大臣もいるほどで、オーストラリア社会でのゲイの市民権はしっかりと確立しています。
毎年楽しみなパレードですが、2011年のテーマはなんと“結婚”です。同性結婚を認めよ!ということです。ついに同性による結婚が身近なテーマとなるくらい、社会的に認知されてきたということでしょうか。世論調査でも同性結婚に対する賛成はかなりな支持を得ています。
それでもオーストラリアの婚姻法では、「結婚は男性と女性によるもの」と定められています。同性結婚を認めていないので、明日の夜のパレードでは、この機会を逃すなとばかり、少なくても15のフロートが、同性結婚を認めろ!とアピールするはずです。
昔は法律によって同性愛は違法とされてきました。長い間の同性愛者の運動や世界的な人権運動の広がりを経て、次第に差別的な法律の改正が行なわれ、いまでは同性愛は違法行為ではなくなったわけです。ところが同性による結婚はまだ認められていません。
そこで問題がでてきました。同性愛を差別してはいけないとしているのに、結婚は認めないというのはおかしいじゃないかというわけです。そのためオーストラリア政府は、社会生活上の同性カップルへの差別的な扱いをやめようと、さまざまな法改正を行いました。つまり、結婚している夫婦(男女による異性婚)と同じ権利を同性カップルにも認めて、実質的に同性婚を認めようというものです。
世界ではオランダ、ベルギー、スペイン、スウェーデン、カナダ、南アフリカの6カ国と、アメリカのカリフォルニア州など7州が同性結婚を認めていますが、公認していない国でも、同性パートナーシップ法という法律を作って、同性カップルの権利を保障しようとしています。いわば事実婚としての容認ですね。
こうしてオーストラリアでは、2009年に同性カップルに関するさまざまな法律を改正したおかげで、同性結婚を除くと、子どもの認定や配偶者として社会福祉手当の受給や、税金も配偶者控除が得られたり、ビザの申請条件も異性のパートナー同様に同性のパートナーにも適用になるなど、ほとんど差がない状態になってきています。
おまけに、国連人権委員会がオーストラリア政府に対していくつかの勧告を行いましたが、その中に、同性結婚を認めるようにという内容が入っていました。残すは結婚の容認だけという状況なんです。
ここまで社会的に認知されてきた同性愛者は、オーストラリアではもはや奇異な目、好奇な目で見られることもなく、まったく普通の市民として社会に溶け込んでいます。そうはいってもまだ厳然と差別があるのは事実ですし、偏見もあります。「ゲイ同士の結婚を合法とするのは、児童虐待を認めるようなものだ」と声を大にして叫んだ保守系議員がいますが、こういう意見があるのも事実です。
同性婚の背景には、法の下の平等原則と、人権擁護の考えがあります。それはいつまでも「伝統的」または「宗教的」な慣習でとらえることはできない時代になってきたということです。年に一度のゲイの祭典に、そんなことを考えてみました。
ところで、「GLBT」って何でしょう。男性同性愛者(ゲイ、Gay)・女性同性愛者(レスビアン、Lesbian)・両性愛者(バイセクシュアル、Bisexuality)・性転換者(トランスジェンダー、Transgender)の人々をまとめた総称で、オーストラリアでは結構使われているようですね。
性的マイノリティをステレオタイプの見方で見るのではなく、きちんと認識するためにも、GLBTを使ってみましょうか。
GLBTって何? Good Looking Beautiful Tattoo?
明日はゲイの祭典「GAY AND LESBIAN MARDI GRAS」のパレードですね。このパレードはオーストラリア国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れる一大イベントとして、オーストラリア最大級の規模を誇っています。オーストラリアには自分はゲイと公言している国会議員や大臣もいるほどで、オーストラリア社会でのゲイの市民権はしっかりと確立しています。
毎年楽しみなパレードですが、2011年のテーマはなんと“結婚”です。同性結婚を認めよ!ということです。ついに同性による結婚が身近なテーマとなるくらい、社会的に認知されてきたということでしょうか。世論調査でも同性結婚に対する賛成はかなりな支持を得ています。
それでもオーストラリアの婚姻法では、「結婚は男性と女性によるもの」と定められています。同性結婚を認めていないので、明日の夜のパレードでは、この機会を逃すなとばかり、少なくても15のフロートが、同性結婚を認めろ!とアピールするはずです。
昔は法律によって同性愛は違法とされてきました。長い間の同性愛者の運動や世界的な人権運動の広がりを経て、次第に差別的な法律の改正が行なわれ、いまでは同性愛は違法行為ではなくなったわけです。ところが同性による結婚はまだ認められていません。
そこで問題がでてきました。同性愛を差別してはいけないとしているのに、結婚は認めないというのはおかしいじゃないかというわけです。そのためオーストラリア政府は、社会生活上の同性カップルへの差別的な扱いをやめようと、さまざまな法改正を行いました。つまり、結婚している夫婦(男女による異性婚)と同じ権利を同性カップルにも認めて、実質的に同性婚を認めようというものです。
世界ではオランダ、ベルギー、スペイン、スウェーデン、カナダ、南アフリカの6カ国と、アメリカのカリフォルニア州など7州が同性結婚を認めていますが、公認していない国でも、同性パートナーシップ法という法律を作って、同性カップルの権利を保障しようとしています。いわば事実婚としての容認ですね。
こうしてオーストラリアでは、2009年に同性カップルに関するさまざまな法律を改正したおかげで、同性結婚を除くと、子どもの認定や配偶者として社会福祉手当の受給や、税金も配偶者控除が得られたり、ビザの申請条件も異性のパートナー同様に同性のパートナーにも適用になるなど、ほとんど差がない状態になってきています。
おまけに、国連人権委員会がオーストラリア政府に対していくつかの勧告を行いましたが、その中に、同性結婚を認めるようにという内容が入っていました。残すは結婚の容認だけという状況なんです。
ここまで社会的に認知されてきた同性愛者は、オーストラリアではもはや奇異な目、好奇な目で見られることもなく、まったく普通の市民として社会に溶け込んでいます。そうはいってもまだ厳然と差別があるのは事実ですし、偏見もあります。「ゲイ同士の結婚を合法とするのは、児童虐待を認めるようなものだ」と声を大にして叫んだ保守系議員がいますが、こういう意見があるのも事実です。
同性婚の背景には、法の下の平等原則と、人権擁護の考えがあります。それはいつまでも「伝統的」または「宗教的」な慣習でとらえることはできない時代になってきたということです。年に一度のゲイの祭典に、そんなことを考えてみました。
ところで、「GLBT」って何でしょう。男性同性愛者(ゲイ、Gay)・女性同性愛者(レスビアン、Lesbian)・両性愛者(バイセクシュアル、Bisexuality)・性転換者(トランスジェンダー、Transgender)の人々をまとめた総称で、オーストラリアでは結構使われているようですね。
性的マイノリティをステレオタイプの見方で見るのではなく、きちんと認識するためにも、GLBTを使ってみましょうか。
明日はゲイの祭典「GAY AND LESBIAN MARDI GRAS」のパレードですね。このパレードはオーストラリア国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れる一大イベントとして、オーストラリア最大級の規模を誇っています。オーストラリアには自分はゲイと公言している国会議員や大臣もいるほどで、オーストラリア社会でのゲイの市民権はしっかりと確立しています。
毎年楽しみなパレードですが、2011年のテーマはなんと“結婚”です。同性結婚を認めよ!ということです。ついに同性による結婚が身近なテーマとなるくらい、社会的に認知されてきたということでしょうか。世論調査でも同性結婚に対する賛成はかなりな支持を得ています。
それでもオーストラリアの婚姻法では、「結婚は男性と女性によるもの」と定められています。同性結婚を認めていないので、明日の夜のパレードでは、この機会を逃すなとばかり、少なくても15のフロートが、同性結婚を認めろ!とアピールするはずです。
昔は法律によって同性愛は違法とされてきました。長い間の同性愛者の運動や世界的な人権運動の広がりを経て、次第に差別的な法律の改正が行なわれ、いまでは同性愛は違法行為ではなくなったわけです。ところが同性による結婚はまだ認められていません。
そこで問題がでてきました。同性愛を差別してはいけないとしているのに、結婚は認めないというのはおかしいじゃないかというわけです。そのためオーストラリア政府は、社会生活上の同性カップルへの差別的な扱いをやめようと、さまざまな法改正を行いました。つまり、結婚している夫婦(男女による異性婚)と同じ権利を同性カップルにも認めて、実質的に同性婚を認めようというものです。
世界ではオランダ、ベルギー、スペイン、スウェーデン、カナダ、南アフリカの6カ国と、アメリカのカリフォルニア州など7州が同性結婚を認めていますが、公認していない国でも、同性パートナーシップ法という法律を作って、同性カップルの権利を保障しようとしています。いわば事実婚としての容認ですね。
こうしてオーストラリアでは、2009年に同性カップルに関するさまざまな法律を改正したおかげで、同性結婚を除くと、子どもの認定や配偶者として社会福祉手当の受給や、税金も配偶者控除が得られたり、ビザの申請条件も異性のパートナー同様に同性のパートナーにも適用になるなど、ほとんど差がない状態になってきています。
おまけに、国連人権委員会がオーストラリア政府に対していくつかの勧告を行いましたが、その中に、同性結婚を認めるようにという内容が入っていました。国連から言われちゃったわけです。もう、残すは結婚の容認だけという状況なんです。
ここまで社会的に認知されてきた同性愛者は、オーストラリアではもはや奇異な目、好奇な目で見られることもなく、まったく普通の市民として社会に溶け込んでいます。そうはいってもまだ厳然と差別があるのは事実ですし、偏見もあります。「ゲイ同士の結婚を合法とするのは、児童虐待を認めるようなものだ」と声を大にして叫んだ保守系議員がいますが、こういう意見があるのも事実です。
同性婚の背景には、法の下の平等原則と、人権擁護の考えがあります。それはいつまでも「伝統的」または「宗教的」な慣習でとらえることはできない時代になってきたということです。年に一度のゲイの祭典に、そんなことを考えてみました。
ところで、「GLBT」って何でしょう。男性同性愛者(ゲイ、Gay)・女性同性愛者(レスビアン、Lesbian)・両性愛者(バイセクシュアル、Bisexuality)・性転換者(トランスジェンダー、Transgender)の人々の総称で、オーストラリアでは結構使われているようですね。
性的マイノリティをステレオタイプの見方で見るのではなく、きちんと認識するためにも、GLBTを使ってみましょうか。