【オーストラリア】10月6日よりデイライト・セービング開始!
オーストラリアでは、2024年10月6日(日)の午前2時より、「デイライトセービング」(夏時間)がスタートします。 「デ…
今回の「東日本大震災」において、在豪者ができる支援活動について、こちらにまとめました。ぜひご活用ください!
ほぼ書き上げていたこのブログですが、日本の大震災でアップするタイミングを失い、今になりました。
日本の情報を見守りながらも、一方で、平常心を保って日ごろの生活を維持することも大切だと思い、この記事をアップします。
が、心はいつも日本にあります。これを読んでいる方も、そして今回ご紹介するレストランの方も、
きっと皆さん、今回の日本の被害については心を痛めていることと思います。
このブログが安らぎのひとときとなり、タイトル通り皆さんの心が温まってくれたなら、こんな嬉しいことはありません。
皆さん、「マルディ・グラ」はご覧になりました?(話題が古くてすみません・・・随分前に書き上げていたもので・・・)
僕たちが見たのはかれこれ10年ぐらい前でしょうか?当時も過激でしたが、今はもっとなんでしょうね?!
人込みが苦手な僕たちは、その雰囲気だけでも久しぶりに味わおうと、お昼間のダーリングハーストにやってきました。
います、います、過激な人たちが・・・ ぞろぞろオックスフォード・ストリートに向かって歩いていきます。
そんな人たちを横目に見ながらやってきたのは「Tastevin bistro & wine bar」。ビストロ&ワインバーですが、基本フレンチです。
店名の「Tastevin」もフレンチ読みで「タスバン」と発音し、利き酒用の銀製杯のことらしいです。
常連でも何でもないのですが、どうしても奥さんが行ってみたい、絶対美味しいに違いない!と言っていたお店です。
ネット上での書き込みの評価が抜群に高かったのと、実際のメニューがとっても美味しそうだったかららしい・・・
奥さんの情報は、たまにはずれることもありますが、そのほとんどは当たっているので、今日は期待できます!
この黄色地に赤のサインが目印で、階段で2階に上がります。
お昼から夜までずっとやっているので、時間を気にせずに寄れます。
お料理の評価も高かったのですが、それ以上にサービスが絶賛されていました。
まさにその評価の通り、満面の笑みで出迎えられました。
後でわかったのですが、その方がこのお店の奥さん、ナターシャさん。笑顔が素敵な美しい方でした。
ご夫婦で経営されていて、ご主人は厨房を、奥さんはフロアを仕切っているのですね。
そろそろお料理の話に・・・
スターターのオイスター用カトラリー。
可愛らしいものを見たときって、つい、フフフと笑みがこぼれませんか?もちろんフランス製です。
ナターシャさん「買った当時は珍しかったんだけど、最近ではいろいろなお店で見かけるから、珍しくなくなったわ」と笑ってました。
さて、スターターのオイスターからいきましょう!
「Rock Oysters with Champagne vinegar」 $3 each
新鮮で中ぶりのオイスターが、で~んと並べられていました。
ひとつ目はそのままいただきましたが、磯の香りよく、ミルキーかつビターな味わいがダイレクトに口の中に広がりました。
ふたつ目はこのシャンパン・ビネガーを上から少しかけていただきました。
うん、ソースの酸味がオイスターの旨みを一層際立てます。綿密に計算された組み合わせです。
やっぱりソースをかけた方が味が引き締まり、断然美味しかったです。
「Tastevin's gnocchi a la parisiensne」 $15
熱々のグツグツ状態で運ばれてきました!
これがこのお店の大ヒットメニュー「ニョッキのグラタン風」。
てっきりシグネチャー・ディッシュかと思ってそう尋ねたら、
そうではなく「皆さんが美味しい美味しいと言ってくれるので、今もずーと出してるのよー」とナターシャさん。
この気さくな会話にナターシャさんの人柄を感じます。
こんがり黄金色に焼かれたトロ~リとしたチーズ。この見た目と香りだけで涎がでてきます。
お皿にとっていただきました。一口目から大感激です!
。
日本人にとっては、これはまさに日本で食べてたグラタンの味わいですね!
皆さん、オーストラリアで本格的なグラタンって食べたことありますか?僕たちは初めてと言っていいかも。
香ばしく焼かれたチーズとニョッキの組み合わせが最高です!
ニョッキはイタリアの料理かと思っていたのですが、フランスの一部でも食べられているみたいですね。
でもイタリアのニョッキとは違い、ポテトのモチモチ感はなく小麦粉の分量が多いようです。その食感がまたいいのです!
とにかく感動の逸品でした!
「Mulloway fillet on olive crushed potatoes, asparagus & tomato vinaigrette」 $20(ランチ価格)
この写真から皮のカリカリ加減と身のプリプリ加減が伝わるでしょうか?
ソースはあっさりしていますが味付けはしっかりしていて、魚と下に敷いてあるポテトとよくからみます。
この辺りにフレンチの技を感じます。
そして次の料理用に用意されたナイフ。
よく見るとこちらもスプーンやフォークと同じ飾りが・・・シャトーラギオールのミツバチのマークらしいです。
「Slow roasted pork neck with soused apples, chorizo & shaved fennel」 $20(ランチ価格)
こちらも感動した逸品です!奥さんが調べたところ、「これは食べてみて!」といった書き込みが多かった一品です。
が、奥さんがどうしてもこれをオーダーしたいと言ったとき、僕は「豚の首かよ」と正直思ったのです(ごめんなさい!)。
でも、オーダーして本当に良かったと思いました。
まずはお肉の柔らかさ。ナイフの重みを利用して、上からそっと置くだけで身がほぐれます。
ナイフで力ずくで切るよりも、肉の繊維を損なわず美味しくいただけるような気がします。
味わいは豚肉特有のあっさりした旨みが心地よく、このソースがとてもポークにマッチしていました。
添えてあるサラダもシャキシャキ感よろしく、お皿丸ごと楽しめました!
絶妙のタイミングでワインを注ぎにきてくれたナターシャさん。
「今日は寒いわねー」と声をかけてくれたので、
僕が「でも、今夜オックスフォードはホットになるからちょうどいいんじゃない?!」って答えると、
「本当ねー、その通りだわ!」と笑っていました。
その後も初めての訪問にかかわらず、いろいろ話し込みました。
ナターシャさんの雰囲気と透き通った真っ白な肌がヨーロッパの人を思わせたので、
そうかと尋ねてみると、そうではなく生粋のオージーでした オーナーシェフのご主人は、オージーとフレンチのハーフだそうです。
お二人には7ヶ月(だったかな?)の赤ちゃんがいて、この時間帯はご主人が面倒をみているとのこと。
ナターシャさん「もうそろそろ赤ちゃんの面倒をみる交代の時間だから、アレックス(ご主人)が来るわ」・・・
僕は今日のお料理をいただき、その料理に対する愛情やパッションを感じ、
そしてナターシャさんが選んだ旦那さんとは一体どういう人なのか、とても興味津々でした。
で、勘定を払いお店をでようと思ったところへ、オーナーシェフのアレックスが・・・
立ち話でちょっとしか話していませんが、ナイス・ガイっていうのは握手した瞬間わかりました。
ちょっとした会話の端々から伝わる人柄・・・彼のパーソナリティーがお料理を演出しているのが十分伝わりました。
そして彼が信頼を寄せているスー・シェフは日本人の方らしいです!(YOSHIさんというお名前です)
どうりで、日本人の舌を唸らせるお料理の数々・・・妙に納得しました。
僕は最近思うのですが、日本人シェフと外国人シェフのコンビネーションって、素晴らしいと思います。
それぞれの味覚、、食材、テクニックが交わり、僕たち日本人にとっては、魅惑的な味わいとなります。
そんなナターシャさんとアレックスさん、無理を言って写真を撮らせていただきました。
ナターシャさんは「えっ、今?本当に?」と恥ずかしがってましたが、
アレックスさんが「まー、いいじゃないか」とやさしくナターシャさんの腰に手を回してのこのワンショット!
この笑顔ですよ!この素晴らしい笑顔が、このお店のテイストと雰囲気を全て物語っています。
このお店、僕たちの隠れ家的お店になりました。
(このブログで書いてる時点で、隠れ家ではないのですが・・・まぁ、それほど日本人の方に行っていただきたいお店ということです)
ぜひ皆さんに訪れていただきたいお店です!
Level 1, 292-294 Victoria Street
9356 3429
www.tastevin.com.au
Wed to Mon Noon – Midnight
Lunch
Thu to Sun Noon – 5pm
Dinner
Wed to Mon 5pm – 11pm
*近々、このブログを読んでいただいているグルメ・ファンの方に、グルメ+震災募金が両立できるイベントの告知をします。
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