◆移行対象
「ライナスの毛布」です。
これと同様の物を持っていた方も
多いのではないでしょうか?
対象関係論のウィニコットによる概念。1歳から3歳位までの乳幼児は、環境から十分に欲求を満たす反応をもらえずに緊張感にさらされ、自身の持つ全能感に不安を感じるようになると、母親の匂いや感触を思い起こさせる対象(例えば毛布やハンカチ、玩具など)を持つようになる。母親がそばにいてくれないときに自分を慰め落ち着かせてくれるこのような対象を移行対象という。
移行対象は母親の幻影を持つものではあるが、現実の外界と内的な幻想世界を繋ぐ中間領域に不可欠な重要な存在である。乳幼児は、移行対象を使って心的な幻想世界と現実の外的世界の中間領域で遊ぶことで母親との分離が進み、自他の境界が明確になり、適切な形で主体性や創造性を発揮しながら外的現実と関係をもてるようになる。
シドニーこころの相談室 (サイコロジスト やのしおり)
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ケンブリッジ検定コースは、英語の実践力を高め、国際的に認められたケンブリッジ英語資格の取得を目指すプログラムです。 …
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