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私を貸します

先日、新聞記事に「In Japan, an agency called Hagemashi-tai – meaning "We want to cheer you up"….」との文章を発見。「Hagemashi-tai」って、励まし隊? 今回の震災で生きる気力をなくしている人たちを訪問して、元気づけるボランティア組織か、と一人で納得したのですが、どうもそうじゃないようです。

要は代理・代行業ですね。実際に「お悩み相談…はげまし隊」という業者のサイトを見てみると、「レンタル家族」というキャッチでお客さんを募っています。利用しようとするお客さんの相談は、以下のように、一人なのでできないことを、業者に頼んで代役してもらうというようです。

「寂しいから話し相手になってもらいたい」というものから、「会社の上司として、披露宴でスピーチしてほしい」「仕事でミスを犯してしまい、同行、謝罪してほしい」「親に結婚を急かされ、彼女がいることにして親に紹介したい」「結婚式・披露宴の親・親族役をしてほしい」など、本人にとっては深刻に悩んでいることです。でも、「彼氏の気を引きたいので、道で偶然を装ってイケメンに声を掛けてほしい」なんてドラマにあるようなくさい演技が通じるんですかね?

「離婚して毎日が寂しい、一緒に買い物や食事・趣味をしてほしい」って、再婚するのが早いと思いますが。「運動会で夫役・幼稚園や保育園でサンタクロース役」なんていうのは子どもにバレバレで、いったいどうするんでしょうね。

まったく日本的な代行サービスだなあと思っていたのですが、この記事では、なんとオーストラリアにもこんなサービスが現れたというのです。

もともとアメリカで始まった代行・代理サービスで、お友だちのレンタルサービスのことです。(www.rentafriend.com)見知らぬ土地に行った際に、観光や同行、食事などをしてくれる現地の友人役を紹介してくれます。現在、日本を含め、世界19カ国、約42万人が世界中で登録していて、オーストラリアでもサービスが始まりました。

例えばビジネス出張でやってきた人が、退屈なファンクションに出席しなければならない際に一緒に来てもらって楽しく過ごすとか、観光案内をしてもらうとか、一人で退屈だから話し相手になってもらいたいなど、さまざまな理由で利用されているようです。

オーストラリアでは181人が登録したようですが、今後も登録者が増えて、数多くの旅行者などに利用されるようになるのでしょうか。新手の観光サービスのようですが、ネットを通じて広まっているようです。

でも、なんだかこのサービスを知ったとき、新手のデートサービスなのかと思ったくらい、見知らぬ者同士の出会いのその後を深読みしてしまったのですが、なかにはそんな関係になる人もいるかもしれませんね。まあ、それはそれでひとつの利用法なのかもしれませんが。

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