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炭素税の導入って?

 

【2011年5月31日 のシネマトゥデイ映画ニュースより】

オーストラリアの政治家が炭素税支持広告に出演するケイト・ブランシェットを非難

ちょっと前のオーストラリアの炭素税に関するニュースです。

炭素税の支持広告にケイト・ブランシェットが出演しているけど

一部の議員が

「そりゃ、あなたは高額所得者だからいいわよ。

炭素税は、一般市民の生活を圧迫するんだから~」と非難していると言う記事より

実は、この炭素税について、日本からのお客様によく聞かれます

「日本では、今、原発廃止や節電の話題が勃発しているけど

原発がないオーストラリアはどのようにして電気を興しているの?」

と興味シンシンのようで。。。

確かに、オーストラリアには原子力発電所はないそうです

つくる計画はありましたが、今回の日本の災害以前から

実現までには至っていません。。。

(というより、この災害後、計画もなくなったらしい。。。)

でも一方、ウランの埋蔵量は世界一なので

将来、世界の原発が減少したら、その影響は大きいでしょうね

この国の電力は80%が火力発電によるものです

いわゆる、石炭使用です

石炭資源も豊富な国ですからね

各州に火力発電所があり、そこで電力が賄われています

しかしながら、その膨大な石炭使用により

地球温暖化対策としての二酸化炭素の排出削減が

大きな課題になっているのです

そこで出てきたのが「炭素税」

今の労働党政権も、京都議定書を批准し、

2020年までに電力の20%を再生可能なエネルギーによるものとする

目標を掲げていますが

二酸化炭素の排出削減に向けて、

たくさん排出する企業から排出量に応じて課金するというもので、

2012年7月からの導入を検討しています

一方、この炭素税導入により、

約1万人の雇用が失われ、さらには物価の上昇も懸念されています

現在は、年金受給者への補助や中低所得者層向けの所得税控除額の

引き上げなどの減税措置が検討されているけど

この他にも、再生可能エネルギー目標により

風力発電に膨大な補助金を投入しているため

各世帯の電気代が、2013年半ばまでに

さらに約30%値上がりすると言われています

原発廃止を訴えている日本とは

また違った問題がオーストラリア国民を悩ましているというわけですね

この問題が治まることはなさそうですしょぼん

今日もご訪問アリガトございます!

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