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19人目:Mikiさんの場合「何かしてないと自分がだめになりそうだった」

GO豪メルボルン 2011年7月18日掲載分

 

今週の十人十色では、2011年7月17日に開催されたRun Melbourneへ出場した日本の復興支援を目的としたチーム 'Run For Japan'を率いたMikiさんに、大会出場までのプロセスを語っていただきました。

―まずはRun For Japan発足のきっかけについて教えてください。

震災があったのは3月のLONG WEEKENDでした。

家族旅行をしていたのですが震災のニュースを見て呆然とし、でもとにかく何かしなくてはと気が焦りました。

その後FACE BOOKからたちあがったMELBOURNE FOR JAPANに参加させていただき、元気で行動力ある大学生の皆さんたちとお会いして益々何かしなくてはと考えて思いついたのがチャリティーマラソン・ウォークの参加でした。

子供からお年寄りまで、真剣に でも楽しんでマラソン・ウォーク、参加する人、そして参加者を支援する人、たくさんの可能性があるこのイベントにチーム RUN FOR JAPANを結成することを決めました。

最初はメルボルンで今回開催されたRUN MELBOURNEのみへの出場を考えていたのですが、その後9月にシドニーで開催されるSYDNEY RUNNING FESTIVAL、10月のMELBORNE MARATHONまでチームを延長することにしました。

※メルボルンメンバーからも3名がシドニーランニングフェスティバルへの出場が決定しました!

今考えると理由のもうひとつには 何かしなかったらただニュースやネットを見ては泣いてたからだと思います。正直 何かしてないと自分がだめになりそうなくらいの衝撃をうけました。

―Run For Japanにおける今活動の目標と将来的なゴールは?

チームは小学生の子供達、真剣ランナー、しばらく子供を追いかける以外身体を動かしていないママ達、色々です。最終的にはチームとして約50名の方々にご参加いただきました。

チームの2011年の目標は$20000.00の義援金をオーストラリア赤十字社に寄付することです。

5月のはじめに 目標額の半分に達することが出来ました。震災に関してのニュースが取り上げられることが少なくなっている今、目標額に達するまではこれからが勝負だと思ってます。

”細くても長く”がこれからの復興の大きな課題だと感じています。

来年も再来年もこれから何年か チームが1年を通して義援金集めに励めるように動いていきたいと考えています。それには今年のイベントの成功がキーだと思います。

義援金集め以外にも これからの復興支援活動を一緒に行動できるグループに発展できたらと考えています。チームメンバーそれぞれの経験 技術・特技 熱意を生かしたらまた何か違う活動が生まれるかもしれません。

―主催者としてMikiさんご自身が目指すチャリティー活動について教えてください。

犠牲者、避難所生活を続けられている方達、遺体捜索を続ける自衛隊 警察 消防隊、医者 看護士、他にもたくさんの方達が 前代未聞の過酷な状況におられます。

そのような方達に比べると自分の出来ることが小さく見えてしますこともありますが

私の挑戦は ”行動すること” です。

RUN FOR JAPAN以外にもいくつか 現地企業または個人を通して支援活動を試みました。

不成功のものもあります。NOと言われることでいじける事もありますが、そんなことでくじけずまた”行動”することが私の挑戦です。

もうひとつはその行動を ”続ける” ことです。

マラソンにたとえるなら、短距離ではなく長距離です。日本復興に関しては今のところゴールがあるのかも分かりませんが、ゆっくりでもいいから 走り続けることを目指しています。

東北大震災の復興支援だけにとどまらず 今自分に出来ることを考えてみる時だとも思います。金銭的なことだけにとどまらず 自分の時間 行動でチャリティーすることもできます。

―最後にこちらのブログをご覧の皆さまへ一言お願いします。

この場をお借りして RUN FOR JAPANに参加してくださる方々、参加者を応援して支援金を下さった方々に心からお礼を申し上げます。多くの方達から色々な面でサポートをいただいてます。GO豪さんも含め広報のお手伝いをしてくださっている方、個人のブログを使ってこの活動を紹介してくださった方達、IRON SAMURAIさんからもマラソンコミに関するたくさんの情報を頂いてます。みなさんのお力を借りて チームに色がついてきました。これからの応援も宜しくお願いします。

5月にさかのぼりますが、姉が被災地で救援活動のために牡鹿半島に行きました。どうだった?という質問に「なにも変わってなかった」が答えでした。

震災に関する報道は少なくなり あれば前向きなニュースが多いけど 実際には子供達の給食はまだパンと牛乳だけで栄養状態が心配されていたり、お年寄りは避難所で何をしていい分からず途方にくれていたと言います。ある方が 私たちのこと忘れないでくださいねとおっしゃたそうです。忘れちゃいけないですよね。

 

RUN FOR JAPANでは9月に開催されるシドニーランニングフェスティバルへ共に出場してくれる方々を募集しています!

ご興味のある方、お問い合わせは下記E-mailアドレスまで。

お気軽にご連絡ください

runforjapan2011@yahoo.com.au

 

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