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目から鱗の絶品鮨!@MIZUYA

いきなりですが、僕の中で「水屋」というと、「日本食」というよりもまず「カラオケ」ってイメージ。

もちろんちゃんとした日本食が食べれるのですが、それよりもカラオケのイメージが強くないですか???

そんなイメージを払拭するお寿司をいただいてきました。いや「お寿司」ではなく、まさに本格的、粋な「鮨」を!

最初に断っておきますが、今日ご紹介する鮨を握ってくれたNさんは、既に退職されていて、このお店にはおられません。

東北出身のNさんにとっては、東日本大震災の影響はやはり大きかったようです。

なので、Nさんが握る最後の日に、ある方の紹介で水屋に行ってきました。その方いわく「一度は絶対食べておかないと後悔するよ」ってことで。

でも、今後もどこかで握られるのですから、いつかまたNさんの握りをいただけることを願って、心の込めてご紹介します。

(東京だったらいいな・・・毎年日本出張時にいただける・・・フフ

Nさん「僕が辞めても大丈夫ですよ」ってことでしたので、今後の水屋にも期待です!

(本日ご紹介するお任せコース、特別にご用意していただいたかもしれませんので、詳しくはお店にご確認ください)

 

寿司カウンターに座った僕たちは、お料理はNさんに全てお任せしました。種類が多いのでひとつひとつはさらっと紹介しますが、

その一品一品は非常に質が高く重みあるつまみ&お鮨です。

僕の舌足らずな文章を参考に、皆さんの想像でその美味しさを膨らませてみてくださいね、いつかどこかで味わえることを願って!

 

 

<甘鯛のウロコ付き皮揚げ> (勝手に命名)

一品目でいきなり「目から鱗」のおつまみ。裏メニューです。ウロコって揚げるとこんなに美味しいんだー! 知らなかった・・・

 

パリパリに揚がった甘鯛の皮とウロコの食感よく、上品な塩味が甘鯛の皮をさらに甘く感じさせます。

 

一口いただき「あっ、これにはビールだわ!」と思わず注文しちゃったほど、おつまみとして最高のスターターでした。

 

それにしても、無駄のない食材の扱いにしばし感動の僕たちでした・・・

 

Nさんいわく「魚って捨てるところがないんです、無駄にしたら魚に申し訳ない・・」こんなことおっしゃっていました。

 

 

 

 

<本日のお刺身盛り合わせ>

 

 

お皿が運ばれた瞬間、二人とも「うわ、凄~い!」と声が漏れました。

 

手前のシマアジ、脂がのっていて美味しかった~!絶品!

 

 

 

<キハダマグロとツブ貝>

 

 

ほどよい厚さのキハダマグロは身がしっとしていて、口に含むと大して噛まずとも身がほどけ、口の中にすっと旨みが広がります。

つぶ貝のお刺身は久しぶりでしたが、このコリコリっとした食感がたまりません!

 

 

 

<大トロとホウボウ>

 

ホウボウのお刺身って、身がコリコリしていて、上品な脂ものっていていけますね!ってかめちゃ旨い!yes

 

大トロは箸で持ち上げただけで身がほぐれました。まさに口の中に入れた瞬間、ジュワ~と溶け出し、口一杯に旨みが広がりました!

 

 

 

<スミイカとタスマニア産ウニ>

 

 

スミイカはきれいに透き通っていて、歯でスッと噛み切れます。イカの旨みを存分に楽しめました!

ウニの甘さは半端なかったです!思わずこんな顔に・・・それぐらい美味しかった!

 

 

 

<カツオと金目鯛>

 

 

カツオのたたきはまさにプロの技ですね。絶妙な火の通し加減にうっとりしながら口に放ると、

 

次の瞬間、カツオの香ばしさと旨みが口中を覆ってきます。まさに口福の極みです。

 

金目も口に含んだ瞬間「えっ?何?この脂ののり方は何?すご~い!ジュワ~とトロケル~!」となりました。

 

 

 

 

<ホウボウの卵の煮付け>

 

 

お鮨にいく前に出てきたお酒の肴、これ絶品でした!この上品な味付けが僕の出身地の加賀料理を彷彿させます。

魚卵の濃厚な味わいとやさしい味付けがとてもマッチしていて、とてもバランスのよい料理、いや、酒の肴としては最高・・・

何気なく添えられている水菜もちゃんと一役買っていましたよ・・・Nさん、す、すごい・・・

 

 

 

それでは待ちに待った鮨と行きましょう!

 

 

Nさんの握りの技法は「小手返し」と呼ばれるそうで、シャリの周りはしっかり固く握ってあるのですが、中に空洞ができているので、

 

口まで運ぶまでに崩れることなくしっかりしていて、いざ口に含むとホロっとシャリがほどけるのです。

 

その握り方を目の前で拝見しましたが、いや~、目にも止まらぬ早業で、その一連の美しい流れに目を奪われるばかり・・・

 

 

そして、初のNさんの握り、心していただきます!目を瞑ってネタとシャリに集中していただきました。

 

 

 

<スミイカ>

 

 

先ほどのお刺身もよかったですが、こうやってお鮨でいただくと、イカの甘味が一層引き立ちます。ネタとシャリがしっとり馴染んでいます。

 

そして、イカの甘味とシャリの甘みがお互いに掛け合っていて、お互いの旨みが4倍にも5倍にもなっていました!

 

 

 

<ツブ貝>

 

 

こちらもお刺身とはまた一味違う味わいと食感を楽しめるお鮨でした。

 

薄っすらとしたライムの香りがとても香りよく、噛むごとに耳に伝わるコリコリ感が居心地よいお鮨でした!

 

 

<金目鯛の腹の握り>

 

これ脂がのっていて美味しいのですよ~。

 

ゆっくりゆっくり咀嚼してたっぷり時間をかけて味わいましたが・・・旨い!本当に旨い!

ネタの大きさとシャリの米粒の数のバランスが絶妙だと思いました!素晴らしい!yes

 

 

 

<ホウボウ>

 

 

上にのっかているのはポン酢のムース。これがまたホウボウの旨みを引き出すのですよ~。

 

実はこれ一手間かかっていて、薄切りにした2枚のネタが重なっているんです。

 

それによって味わいがさらに濃厚になっていて、シャリとよくからむのです。

それにしてもこのシャリの「フウァッ」とした軽い感じが癖になります・・・

 

 

 

 

<アオリイカ>

 

 

前述のスミイカとはまた違う味わいです。歯ざわりはスミイカがコリコリなら、

 

アオリイカはしっとりした感じで、これまたシャリと馴染んでいました。柚子胡椒の梅肉ソースもアオリイカの味わいにとても合っています。

 

 

 

 

<カツオ>

 

まさに口の中でとろけました・・・というか、一瞬で胃までストーンと落ちてしまいました。もうちょっと舌で味わいたかった・・・

 

これ、何貫でもいけます!(自信あり!)

 

 

 

 

<ニシン>

 

えっ、ニシン? これは生まれて初めての握りです!これも、まじ旨いっす! なんだ?これは?!って感じ。

やばいニシン中毒になりそう・・・ ってか既になってるかも・・・

 

 

 

 

<マグロの漬け>

 

 

強烈な個性ある鮨が続いている中でオーソドックスな味わいですが、ほっと落ち着けると同時に、でも新たな息吹を感じるお鮨でした! 

 

これ、とてもシンプルですが、妙にNさんのこだわりとかセンスを感じる一握りで、ある意味強烈な一品でした・・・

 

 

 

 

<海老>

 

 

生きている海老をそのまま茹でてあるそうで、ミソの部分がそのまま残っています。

 

ミソを一口味わうと「あ~、さっきまで生きていたんだろうな~」という、妙に新鮮で濃厚な味わいがしました。

 

こんな海老の握り、生まれて初めて食べました!美味しかった~!

 

 

 

 

<筋子の醤油漬け>

 

 

ゆずと白味噌で漬け込んだ筋子をさらに醤油漬けにしているそうです。

うん、とにかく濃厚でしっかりした味わいの筋子でした!素晴らしいの一言! 何貫でも食べれます!

 

 

 

 

<タスマニア産ウニ>

 

 

 

海苔が巻いてある軍艦巻きではなく、こういうシンプルな握りっていうのは、なぜかゴージャスに感じるのは僕だけでしょうか???

 

とにかくウニ本来の旨みと甘味が堪能できます!どんな飾りつけた言葉よりも、このウニは「旨い!甘い!」が最適な表現です!

 

 

 

 

<甘鯛の昆布〆>

 

 

これ、絶品を通り越して逸品、いや、極品です!甘鯛の昆布〆を片面だけラップで包み、旨みを閉じ込めているそうです。

 

通常は両面包むそうですが、そうするとこの甘鯛は個性が強すぎるらしく、敢えて片面だけにすることによって、

 

シャリと昆布〆の味わいがとてもバランスよく馴染むらしいです・・・う~ん、さすが!プロのテクニック!

 

 

 

 

<大トロの炙り>

 

これももう説明の必要がないですね。美味しくないはずがない! モミジオロシと共に思いっきり放り込みました!

う~ん こんな感じで、言うことなしです!大トロの焼けた香ばしさと脂の旨み、

 

それらをなだめかすような役割の大根と醤油の味わい、どれをとっても文句のつけようがありません。あ~、もう一回食べたい!

 

 

 

<ゲソ>

 

 

Nさんに「まだ、食べれますか?」を声をかけられ、「いや、まだまだ、全然大丈夫です!」と言いながら登場したのがこのゲソ。

 

柔らかなコリコリリとした歯ごたえあるゲソも美味しかったですが、この甘ダレも素晴らしかった!

 

しかもこのイカ、さっきまで生きてましたから・・・海苔の磯の香りもよく、全体的にとてもまとまっていた握りでした。

 

 

 

実は最初にお任せでお願いするときに「僕たち結構小食なので、そんなに食べれないかもしれません」と断っておいたんです。

 

でも途中でストップするどころか、ネタが一周したのでまた最初から頼んでいたぐらいです・・・

 

いや、それほど美味しかったし、特筆すべきはこのシャリにあると思います。本当にフワっとしていていくらでも食べれます。

 

 

 

いや~、今日は本当に素晴らしいお鮨を堪能しました!本気で美味しかったです!

 

この素晴らしいお鮨を皆さんにぜひご賞味いただきたいと思いますので、Nさんのお勤め先、わかればお伝えします。

ぜひ皆さんもNさんワールドを堪能してみてください! 東京に落ち着いてくれればいいのになぁ~・・・

(でも東京だと、今日みたいな超手頃なお値段では食べれないだろうな・・・

 

 

でもその前に、水屋さんに一度行ってみようかな・・・

 

 

Mizuya(水屋)

Mizuya Japanese Restaurant and karaoke

Basement, 614 George Street, Sydney

9266-0866

info@mizuya.com.au

ランチ:

毎日11:30〜15:00

スナックタイム:

毎日15:00~17:30

ディナー:

毎日17:30〜24:00(23:45ラストオーダー)

無休

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