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オーストラリアの大学の程度はどうなの?

2011年度の世界の大学ランキング(Academic Ranking of World Universities 2011)が発表されましたが、オーストラリアの大学がトプ500に19校入り、これまでで最多となりました。

大学ランキングのトップテンは以下の通りです。ほとんど米国の大学ばかりで、英国が2校ですね。

1 Harvard University

2 Stanford University

3 Massachusetts Institute of Technology (MIT)

4 University of California, Berkeley

5 University of Cambridge

6 California Institute of Technology

7 Princeton University

8 Columbia University

9 University of Chicago

10 University of Oxford

アジア勢のトップは東京大学の21位、次いで京都大学が27位に入っています。さて、オーストラリアの大学はどうだったのでしょう。

メルボルン大学が前回から2つアップして、オーストラリアの大学としてはトップの60位にランクインしています。オーストラリア国立大学(ANU)は11下がって70位に、シドニー大学は前回の92位から96位に下がりました。大きくランクを伸ばしたのがクイーンズランド大学で、86位と初めてトップ100に入りました。

大学ランキングでのオーストラリアの大学順位

60 University of Melbourne

70 The Australian National Universit

86 The University of Queensland

96 University of Sydney

102-150 The University of Western Australia

151-200 Monash University

151-200 University of New South Wales

201-300 Macquarie University

201-300 The University of Adelaide

301-400 Flinders University

301-400 James Cook University

301-400 University of Newcastle

301-400 University of Tasmania

401-500 Curtin University of Technology

401-500 Griffith University

401-500 La Trobe University

401-500 Swinburne University of Technology

401-500 University of Technology, Sydney

401-500 University of Wollongong

2003年にはじまったこのランキングは、中国の上海交通大学によるもので、一応、世界的な権威のあるランキングになっています。ノーベル賞受賞者を輩出しているとか、学術雑誌への論文掲載数だとか、いくつかの項目を元に指数化してランクを決めています。

こういうランキングにどれほどの意味があるのかと思いますが、それでもひとつの指標として考慮する人は多いと思います。

オーストラリアの大学の世界的な評価がどうなのかは別として、海外からの留学生を受け入れている教育産業は経済的にも大きな位置を占めています。現在、留学生のトップは中国で、年間約5万4,500人の留学生が来ています。(2009/10年度のビザ発給数)

前年度トップだったインドは、暴行事件の影響か、6万5,500人から約3万人と大きく減少しましたが、それでも2位となっています。次いで、韓国(1万6,416人)、タイ(1万1,742人)、ブラジル(1万1,461人)、マレーシア(1万643人)と続いています。ちなみに日本は6,374人と、7年連続して減少しています。

最近の豪ドル高が影響して、留学生にとっては授業料や生活費が高騰して、これでは日本の大学に行った方が良かったという日本人留学生もいます。

留学は費用だけで判断すべきではないですが、費用は大きな判断材料であることに違いはありません。大学ランキングで注目を得たとしても、留学生活にお金がかかりすぎるとあきらめてしまいます。

多くの留学生を受け入れることはオーストラリアの将来にとってプラスになることですし、政府の教育政策が試されています。

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