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9/25 原子力セミナー開催

原子力セミナー「日本の原発エネルギーについて」

東京電力福島第一原発の事故以来、日本国内外で議論されている原子力のあり方を、広島大学平和研究所の田中利幸教授に講演していただきます。

この講演では、「原爆と原子力エネルギーの平和利用」に基づき、日本で原発エネルギー利用がどのように推進されてきたのか、なぜ原発がこれほど多く建設されてきたのか、さらには反原発意識がこれまで薄かった理由、今後の代替エネルギー、などについて田中教授にお話ししていただきます。

講師:広島大学平和研究所 田中利幸教授

内容:日本の原発エネルギーについて

日時:2011年9月25日(日)3:30pm〜5:00pm

場所:ドゲティーセンター(7 Victor Street, Chatswood TEL:9777-7800)

参加費:大人20ドル(JCS会員、コンセッション15ドル)※経費を除いた全額が、日本の震災に寄付されます。

問い合わせ・申し込み:yukikosal@yahoo.co.jp または 0414-758-295

協賛:シドニー日本クラブ(JCS)

■講師プロフィール

立教大学大学院経済学研究科修士課修了。

メルボルン大学政治経済学部教員、敬和学園大学国際文化学科教授を経て、

現在は、広島市立大学広島平和研究所教授。

■著書、訳書(単書)

『空の戦争史』(講談社現代新書 2008年)

『知られざる戦争犯罪−日本軍はオーストラリア人に何をしたか』(大月書店 1993年)

『Hidden Horrors: Japanese War Crimes in World War II Japan's Comfort Women』(Boulder, USA 1996)

他訳書、論文、評論、多数

■Peace Philosophy Centre(カナダ)ブログより、田中教授の論文(一部抜粋)

日本の原子力産業は、どこで道を間違えたのか? 日本人は核による大量殺りくの経験から、核問題については非常に敏感であると言われてきた。敏感にならずにいられるはずがないだろう。1945年8月6日の朝、広島に原爆が投下され、たちまちにして7万人から8万人の市民が殺され、その年末までに14万人が原爆によって死んだ。長崎では、原爆投下で7万人が殺された。それ以降も、多くの人々が、生涯にわたって爆風、火災、被爆による様々な病気に苦しみ、亡くなっていった。しかも今なお、苦しんでいる人たちがいる。

しかし、これまでのところ、日本で原子力エネルギーに対する反対運動は強くなかった。なぜか? たしかに、日本、特に広島、長崎の市民は、核兵器の危険性をつよく意識している。原爆で生き残ったひとびとは、原爆の恐怖と、長く続く放射能の影響を良く知っているがために、核兵器に反対するキャンペーンの先頭に立ってきた。しかし、被爆者と核兵器に反対する活動家たちの多くは、これまで、原子力エネルギーの問題に無関心できている。数多くの地域で原子力発電所の建設に敏感に反応し、反対する活動がなされてきたにもかかわらず、反原発の活動家たちは総体的には、長年疎外されてきた。

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