昨夜は中秋の名月、シドニーの夜空には見事な満月が輝いていましたね。シドニー湾に浮かぶ月の姿が美しかったです。
ところで、満月といえばお月見ですが、それよりも気になるのが、人はなぜ月をみると吠えてしまうのでしょうか。
西欧社会では、狼に変身したウルフマン(wolfman)、人狼が吠えますが、中国では人虎に変身して吠える変身譚となります。日本では、もちろんポンポコ狸です。オーストラリアはさしずめ、ウルルの上に輝く月をみて、ディンゴが吠える様でしょうか。
古今東西、どうも月には人の内に潜む獣性を刺激する作用があるようです。
一方、太陽はどうかというと、映画「太陽がいっぱい」のドロンや、「異邦人」のマストロヤンニのように、人の内に潜む狂気を引き出す作用があるようです。
太陽にはパッションが、月にはロマンが合いますね。セーラームーンの決めぜりふ「月に代わってお仕置きよ!」も、太陽じゃ、チョット明るすぎます。
やはり私はどちらかというと月夜のほうが好きです。
さて、昨日は中秋の名月でしたが、シドニーではMid-Autumn Festivalである「Chinese Moon Festival」が催されています。今日が最終日で、Chinese Garden Moon Festivalが、ダーリングハーバーの中国庭園で、今晩6時から行なわれます。(大人$10、子供$5、家族$24) 出かけてみてはいかが?
シドニーでは、9月は暦の上では春の始まりです。早速、10日の土曜日には、チャッツウッドでスプリング・フェスティバルが開催しました。
カレンダーでは春なのに、満月の夜に秋の月見と、なんだか変な気分ですが、そこは南半球の魅力と考えて、春も秋も一緒に祝いましょう。
今夜も満月が楽しめますよ。
(水越)
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