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MONO Takaakira ‘Taka’ Goto インタビュー

日本のバンドがMelbourne Festivalへ!

2011年9月26日掲載

10月にあるMelbourne Festivalの中で、日本のバンド MONOがForum Theatreで演奏することになった。今回バンドのリーダー 後藤孝顕さんに、MONOについてのインタビューをする。

〈プロフィール〉

後藤孝顕 Takaakira''Taka''Goto

1999年にMONOを結成。バンドのリーダーとしてメインで曲作りを行う。MONOは日本出身のInstrumental Bandとして、ヨーロッパ、アメリカなど世界中で活躍。現在5枚アルバムをリリース。2012年夏には6枚目のアルバムをリリース予定。

                  

インタビュアー: 兼重 貴子 (Takako Kaneshige)

―まずはMONOというバンドを一言で表すなら?

日本出身のInstrumental Bandです。

―1999年に結成されて以来、ヨーロッパ、アメリカなど世界中で活躍されていますが、今までの経緯を教えてもらってもいいですか?

1999年に僕と、ドラムのTakada君が出会い、前身バンドを結成、その後、2ndギタリストとして昔からの友人だったYodaが加入、そして友人の紹介でBassのTamakiと出会い、MONOとして活動を開始しました。

最初からインディペンディントなスタンスで、自分達にいつでも正直に、気持ちに嘘をつく事なく、

そして、可能な限りグローバルな活動をしたいと思っていました。

幸運な出会いや最高のファンに恵まれ、今も変わらず、同じメンバー、スタンスで今年で12年目を迎えました。

―日本だけでなく、海外での成功をどう受け止めていらっしゃいますか?

とてもありがたく感じてます。

僕達は音楽そのものと、生演奏の力を信じているので、

4人で、実際に何度も世界中を旅して、ファンとシェアして、

自分達の目で見て、感じた事を何年もかけて音楽にfeedbackしていくという事を

繰り返しているような気がします。

言葉や、国境、文化、時間を越えた、力のある音楽をやりたいと常に思っているので、

こうした環境に恵まれた事事、そして夢に溢れた素晴らしい毎日を過ごせる事を本当に感謝してます。

―曲作りでインスピレーションを受けるものはありますか?

何が直接インスピレーションになるのか、実際にはっきりとは言えないのが正直なところですが、

やはりメンバーと共に、旅をしながら感じた事が最も直接的なのかな、とも思います。

ただ自分も、バンドもそうですが、年齢/経験を重ねる毎に、以前よりも、良くなった、成長出来ていると、

感じています。そういう意味においては、人生そのものが、そして毎日が発見の連続でもあるとも思ってます。

―影響を受けたバンドがあれば、是非教えて下さい。

バンドではないですが、

Beethoven, Ennio Morricone, Led Zeppelinがとても好きです。

―今まで様々なコンサートを行ってらっしゃると思いますが、一番印象に残っているのを一つ挙げるとしたら?

本当にたくさんあるので選びがたいのですが、

最近行ったLondonでのオーケストラshowは素晴らしくて、夢のようでした。

今だ強く印象に残ってます。

―MONOの曲を聴いていると、たまに胸がしめつけられるような気持ちにさせられますが、お客さんに何かを感じてほしいことや、伝えたいメッセージはありますか?

個人的に、Beethovenが第九で使用したシラーの詩(歓喜に寄せて)、

”苦悩に負けずに、 突き抜けることができれば、 そこには歓喜が待っている”

が好きで、そういった気持ちとエネルギーを、自分達の表現方法で伝え、残す事が出来れば素晴らしいと思ってます。

―今回のオーストラリアツアーで演奏される曲について、簡単な紹介をお願いします。

オーストラリアではこれまで演奏した事のない、ひさしぶりにやる曲達を含め、これまでリリースしたアルバム達の中から、今の僕達のフィーリングに合うものをセレクトするつもりです。

―オーストラリアは2009年にツアーで来られていますが、今回は2度目ということでよろしいでしょうか?

2007年が最初で、今回が3度目になります。ありがたいです。

―Melbourne Festivalでは、オーストラリア初のオーケストラショーということで、23 piece Holy Ground Orchestraとの共演ですが、それについて聞かせて下さい。

こんなに早く、夢の一つが叶うと思っていなかったので、この機会を得た時はとても嬉しかったです。

これまで、NY, 東京、マレーシア、ロンドン、と幸運にもオーケストラshowをやる機会を得る事が出来ました。

それぞれの国の演奏家、指揮者のみなさんは、やはり国柄だと思いますが、それぞれに独特の素晴らしい表現をもってます。とてもそれが生々しく、人間っぽくしっかりと、いつだって僕達の音楽と共鳴します。

シンプルに、僕達のオーケストラshowというのは、人種の壁の無い、約30人弱の人間達が一斉に、曲を通じて、

一つの純粋な思想をベースに感情をエネルギーとして放出する事が出来る本当に特別な場だと感じてます。

きっとメルボルンのshowも忘れがたい夜になると思います、とても楽しみです。

―今後の予定/抱負などを聞いてもいいですか?

今ちょうど次のアルバムの曲を書き終えたところです。これから練習をして、

来年の頭にはレコーディングをして、2012の夏頃には、新譜をリリースしたいと考えてます。

(オリジナルアルバムとしては、約3年半ぶり、6枚目のアルバムになります。)

その後は、再び全世界を旅します。まだ行けていない、中東や南米にも行ってみたいです。

―最後に、メルボルンはオーストラリアの中で最もアートシーンの強い街と言われるだけあり、アーティストがたくさんいます。そんな人達に何かメッセ−ジをお願いします。

いつでも、自分が怖いと思った道に進むと、学びが大きい気がしてます。

お互いに、がんばりましょう!

 


Takaakira "Taka" Gotoさん、コンサート前で忙しいところインタビューに協力して頂き、本当にありがとうございました。フェスティバルでのご活躍を楽しみにしています。

皆さん、Melbourne FestivalでMONOの演奏が生で聞けるチャンスを見逃さないように!

 

Melbourne Festival: 6-22 Oct 2011

(http://www.melbournefestival.com.au/)

– MONO and The Holy Ground Orchestra –

日にち: 7th Oct, Friday

開演: 9.30pm (Door open 9pm)

チケット: $35

http://www.melbournefestival.com.au/program/production?id=3899#article3899

MONO ウエブサイト

http://monoishere.com/

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