2011年冬季ミックス・オープン・ダブルス戦レポート

＝熱き夫婦愛で10年越し優勝悲願達成！＝

2011年10月9日（日）、サーブの際に少し気になるやや強い風が吹く曇天の下で、冬季ミックス・オープン・ダブルス戦が開催されました。参加者は会を追う毎に数を増し、ミックス・オープン・ダブルス戦として史上最多の17組総勢34名を集める大会となりました。

予選Aグループは、「チームひろこ多国籍軍筆頭」ペアの吉野カコ／Mark Pearson組が1位で、「日本人会エース」ペアの田中京美／南野佳宏組が2位で、それぞれ予選通過。水色のテニスシューズが印象的な「走る美人女医」新美京子／荒井慎也組、「チームひろこ和風味」ペアの五十嵐涼／新開一弘組は惜しくも予選敗退でした。

予選Bグループは、両者とも過去のミックス・オープン・ダブルス戦で優勝経験がある「当然優勝でしょ」ペアの田中雅美（前々回混合ダブ優勝）／村上義隆（前回混合ダブ優勝）組が王者の風格で1位、「シドニー日本人テニス界の裏番長」ペアの天川直美／余慶徹組が2位でそれぞれ予選を突破しました。「熱き夫婦」ペアの笠井文子／笠井完二組、「チームひろこ多国籍軍」ペアの高杉洋子／Jessey Dong組は善戦むなしく予選敗退となりました。

日本人会テニスクラブが片寄ってしまった予選Cグループは、前評判通り「制空権テニス」の夫婦ペア武田直美／Alan Vo組が圧勝して予選を突破し、日本人会テニス部役員ペア吉田麻美／大槻文彦組、山口優子／清水健司組は残念ながら予選敗退。

予選Dグループは、「成長著しいチームひろこ」長塚麗華／吉田タイセイ組と「日本人会テニス部重鎮」ペアの上松和子／杉山勲組を下して、「素敵なシャラポワ・ユニフォーム」で決めた鷲足直美／谷内光治組が激戦を勝ち抜き予選突破を決めました。

「チームひろこ」出身者が片寄ってしまった予選Eグループでは、「若手ホープ」ペアの大槻くるみ／茂木一輝組が1位、「チームひろこ多国籍軍」ペアのAnnette Dittmar／Yoshioki Chang組が2位で予選突破となり、「チームひろこ和風味」ペアの河野美枝子／上田哲也組は惜しくも予選敗退となりました。

ベスト8が揃った決勝トーナメント戦は、順当に予選1位抜け組が準決勝に駒を進め、最終的には、「制空権テニス」の熱き夫婦ペア武田直美／Alan Vo組が決勝戦で「当然優勝でしょ」ペアの田中雅美／村上義隆組（準優勝）を抑えて初優勝を飾りました。3位は、「若手ホープ」ペアの大槻くるみ／茂木一輝組、4位は、「チームひろこ多国籍軍筆頭」ペアの吉野カコ／Mark Pearson組となりました。

武田直美／Alan Vo組は、前回の2011年夏季ミックス・オープン・ダブルス戦決勝戦にてAlanさんが足を痛めて途中棄権となり惜しくも優勝を逃しましたが、今大会は夫婦共に日本人会テニス部10年越し悲願達成の優勝を掴み取りました。今回は、前衛でAlanさんが「制空権テニス」を、後衛で直美さんが「制空権」を逃れたボールを「着実に打ち返す」という絶妙なコンビネーションが実に見事でした。

まさに、「仲良き事は美しき哉」武者小路実篤。

次回は、女ダブ／男ダブで構成される2011年春季オープンダブルス戦を11月27日（日）に開催する予定です。次は、どんな「チームひろこ」からの刺客が送り込まれるか、今から戦々恐々としています。

最後に、本大会の賞品をスポンサー頂きましたオーストラリア住友商事会社、キリンビール、双日豪州会社の皆様に心よりお礼申し上げます。

（文責：テニス部長大槻文彦）