未分類

財布の中身が非常に気になる

いつも気になっていることのひとつに、どうして私の財布に100ドル紙幣が一枚も入っていないのか、ということがあります。

いや、別にお金がないということではなく、というか、お金はあるのだけれど(いや、もちろん、たくさんはないですが…)、いつも100ドル紙幣がないのです。

ATMからお金を引き出しても20ドルと50ドルばかりだし、銀行の窓口でお金を下ろしても、50ドルや20ドル、10ドルで、100ドル紙幣をほとんど見ないのです。

お店で買い物しても、ほとんどの人が20ドル、10ドル紙幣を出して、たまに50ドル紙幣を見かける程度。100ドル紙幣で買い物している人を、このところ見たことがありません。

何が言いたいかというと、100ドル紙幣が市中に出回っていないのではないかということです。

ところがオーストラリア連邦準備銀行(RBA)の発表によると、結構、お金はオーストラリア国内に出回っているというんです。3年前の金融危機以前より総額は多くなっているようで、これはおそらく、経済刺激策で国民にボーナスを出したり、大型の経済対策をとったおかげかと思われます。

オーストラリアの人口は、年間、1.5%の伸びで増えていますが、お金は2.7%の伸びで増えています。

紙幣発行量を単純に人口で割ると、国民一人当たり、5ドル札を6枚、10ドル札を4枚、20ドル札を6枚、20ドル札を21枚、そして100ドル札は9枚持っていることになります。

まあ、持っているというか、計算上、そうなっているということですが。3年前に比べて50ドル札は19枚か等21枚に、100ドル札は8枚から9枚に増えています。3年前に比べると平均して一人当たり、254ドル増えていることになります。

もちろんそんなに手にしていないと思うでしょうが、お金は出回っているわけです。

ではいったいどこに行ってしまったの?

100ドル紙幣を見かけないのでそんな疑問がわくのですが、タンス預金か、地下金庫か、床下か…。あまり表に出せないお金は、高額紙幣に換えてしまっておくのが常ですから、そんな事情があるのかも知れませんね。

紙幣にも寿命があって、20ドル紙幣は平均12年で新しいお札に取り替えられます。100ドル紙幣は約70年です。よく使われる20ドル紙幣は寿命が短く、ほとんど使われずに退蔵されている100ドル紙幣は長生きなんですね。

はたして私の財布の中に100ドル紙幣が入ってくる日が来るのでしょうか?

(水越)

この記事をシェアする

この投稿者の記事一覧

その他の記事はこちら