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究極の豚骨ラーメン@がむしゃら

ご紹介が年をまたいでしまいましたが、先日のフード・コートでの食事の続きです。

 

僕がこのフード・コートに、なんと20年ぶり!ぐらいに足を踏み入れるきっかけになったお店のご紹介です。

最初は仕事につながればいいな~、なんて思いながら何気なく訪れたのですが、その味わいの奥の深さ、オーナーのパッション、

何よりシドニーの大先輩が今までの経歴をかなぐり捨て、がむしゃらに新しい業界でがんばっている姿に感銘を受けたお店です。

その名も「がむしゃら」(そのまんまじゃん、って思わないでくださいね。このお店に行けば店名が身に染みます)。

 

 

さて、先日ご紹介したラクサですが、こちらは奥さんが食べたかったお店。

でもこの日僕がどうしても食べたくなった一品、と言うか、このラーメンが食べたいがために奥さんをそそのかして、

チャイナ・タウン近辺に用事を作った、そう言っても過言ではない逸品がこのがむしゃらの「トマト・ラーメン」。

うん?トマト・ラーメン?と首を傾げる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが絶品なのです!

 

 

好みの問題もありますが(実際僕の奥さんは純粋にこのお店の豚骨ラーメンが大好きらしい)、僕はこの濃厚な豚骨スープと、

トマトの酸味がとてつもなく天才的な出会いに思えるのです。なぜこんな組み合わせを思いつくのかさっぱりわかりませんが、

まぁ~、こってりした豚骨にはこのさっぱりした酸味があうだろう、というシンプルかつストレートな発想が、

実に的を得ていて、理に適っているように思います。実際、僕みたいな大ファンを生むわけですから・・・

 

 

こちらのお店、オープンから3年目を迎えますが、地道にファンが増えています。

ネットの書き込みを見ると、日本人だけではなく、アジア人のファン、特に中国人のファンが急増しているようです。

オープン当初にこのラーメンを食べた印象はというと、そのインパクトある濃厚豚骨スープにただただ圧倒され、

すっごく美味しいけどこの味は万人受けするのでろうか?一部の日本人ラーメン・ファンに受けても、

他の国の人にとってはどうだろうか?なんておせっかいなことも考えましたが、今となっては全て杞憂。

精魂込めてきっちり作る料理は、やはり万人受けするのです。よく考えて見ると、日本人より食に貪欲な中国人は、

我々以上にその食材や調理法方に対して本能的にこだわり、本物を求めているのかもしれませんね・・・

 

 

なんだかウンチクが長くなりましたが、そろそろ「がむしゃら」の紹介に移りましょう!

 

 

 

お店はこんな感じです。

 

フード・コートによくあるいたって普通のカウンターなのですが、この手作り感が職人の情熱、無骨さを感じませんか?

不器用(すみません、オーナーのH田さん)ではあるのですが、そこら中にオーナーの温もりや優しさ、熱意を感じるのです。

 

 

 

 

そして店頭には、

 

 

「当店のスープは日本の伝統的な製法により作られています。

このスープは新鮮な豚骨と水のみで作られ化学調味料は使用しておりません。

スープの濃度は豚骨の骨髄と軟骨から溶け出したものでコラーゲンを多く含み、肌を美しく保つ効果があります」

 

という張り紙が英語、中国語、日本語で書かれています。自信の表れですね。女性ファンが多いのもうなずけます・・・

 

 

 

手作りメニューには、とんこつラーメン、黒マー油ラーメン、博多ラーメン、スペアリブ・ラーメン、メガ・ラーメンってなものもあり、

 

メニューの写真を眺めているだけで、なんだかワクワクしてきます。実際、メニューに引き込まれている人をよく見かけます・・・笑

 

 

さて、トマト・ラーメンに行きましょう!

最近血圧が上がり始めた僕は、あっさり味でお願いしましたがこってり味もあります。

 

 

 

 

と、その前に、餃子も行っておきましょう!

 

いきなりあのインパクトある豚骨ラーメンでは胃がびっくりするので、ひとつクッションを置く意味でもオーダーしてみました。

 

5個で$5.50はシドニーではかなり良心的ですね~。日本を思い出すほっと落ち着く味わいの餃子です。

 

さ~て、豚骨ラーメンよ!かかって来い!と威勢がでてきます。

 

 

 

 

お待たせしました、これが「トマト・ラーメン」です!

 

 

 

 

「トマト・ラーメン(Tomato Tonkotsu Noodle)」  $12

 

 

ラーメンとしては少々お高く感じるかもしれませんが、いやいや、そんなことないです!

 

素材のこだわりや手間隙かけた製法を考えると、そして実際このラーメンを食してみると、ご理解いただけると思います。

 

これはラーメンというよりも、一つの完成されたメイン・ディッシュです。シティでパスタを食べることを考えると、

 

半額ぐらいで味わえる本格ディッシュです。

 

 

 

 

具は、トロ~ンととろけるチャーシュー、青梗菜、揚げ玉ねぎ、そしてトマトと、いたってシンプル。

 

 

 

 

たっぷりのトマト・ピューレ(?)が器の片隅を堂々と陣取っています(笑)。

 

 

 

 

チャーシューはそ~と持ち上げないと崩れるぐらい柔らか。余分な脂肪は落ちているので、脂身ほとんど気になりません。

濃厚豚骨スープがしっかり染み込んでいて、チャーシューの旨味が倍増しています!

 

 

 

このスープがとにかく麺にからみます。

 

 

麺を持ち上げるとスープも一緒に持ち上がる感じ。それぐらいスープが麺の断面に引っかかってきます。

 

スープはガツン!とパンチがあります! でもトマトの酸味が中和してあっさりいただけます。

で、食べ進めるうちにだんだんだんだん、癖になってきます・・・・・・

 

麺もちょい固めで僕好みの湯で加減、太さといい味わいといい文句のつけようがありません!

 

が!しか~し!、主役は間違いなくこの濃厚豚骨スープでしょう!このスープを味わうために、麺が存在しているような・・・

 

つまり、スープをレンゲですくって味わうのではなく、このスープとの相性バツグンの麺を媒体としてスープを味わう、

 

と言えばいいだろうか・・・う~ん、なかなかうまく表現できないので、ぜひみなさんの舌で直接味わって欲しいです。

 

 

 

 

ちょこっと助言すると、一回目の訪問時はまず「とんこつラーメン」をオーダーした方がいいかも・・・

 

そのテイストが自分に合っていれば一歩進んで次のバリエーションやこってり味を、

 

もし強烈過ぎた方はトマト・ラーメンやあっさり味をチョイスしたり、自分の舌に合った一品を探すのも楽しみのひとつです・・・

 

 

 

 

チャイナ・タウンは旧正月を祝う前の静けさといったところか・・・まだまだ、盛況とはいえませんが、本格的な夏の訪れを予感します。

 

 

 

 

 

旧正月には爆竹などで賑やかになるんだろうな~・・・

 

 

 

 

Gumshara(がむしゃら)

 

Eating World, Harbaour Plaza B1 shop 209, 25-29 Dixon street, Haymarket

 

0410-253-180

 

営業時間 11:00-21:00(売れ切れ次第終了)

 

月曜日休

 

www.muteppou.com/tenpo.html(日本のウェブサイト)

 

 

 

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