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2012年はどんな年に?

2011年も暮れようとしています。気になるのは明日の我が身。はたして2012年はどんな年になるのでしょうか。

オーストラリア政府は、2012/13年度は15億ドルの黒字を達成できるとの見通しを示して、財政の健全化をアピールしています。経済は成長のプロセスにあり、消費も継続し、投資活動も活発だというのです。

 

副首相でもあるスワン連邦財務相は、ヨーロッパの経済不安に対しては悲観的だが、米国経済に関しては希望的観測をもっていると語っています。欧州経済の立て直しには今後もしばらく時間のかかることが予想されます。

 

一方、中国経済の成長がオーストラリアの消費ブームを牽引していて、今後もこの傾向は弱まることがないと見ています。最近の経済統計を見る限り、不動産価格は減少傾向にありますが、国民の消費マインドは高く、2012年も引き続き好調な経済動向を予測しています。

 

さあ、政府の予測通り、新年を楽観的に過ごすことができるのでしょうか。

 

経済紙によるエコノミストを対象にしたアンケートで、今後のオーストラリア経済は、“金利は下がり、株価は上がり、欧州経済危機にも生き残れる”というのが多くのエコノミストの一致した見方です。

 

中国の経済成長は減速するとはいっても8.1%と高く、まだオーストラリア経済に大きな影響を与えてくれるようです。世界経済は3.3%に落ち、リセッション(景気後退)になるとされています。もちろん背景には欧州経済危機があり、その行方次第では米国もリセッションに突入し、そうなると中国の景気に影響して、回り回ってオーストラリアも…、という具合なのですが、まだまだ余裕のあるオーストラリア経済は、たとえそうなったとしてもしっかりと持ちこたえるといわれています。

 

安心してよいのかどうか、少し不安が残りますが、2012年の新年を前にしてあまり落ち込んでもいけませんから、ここは政府や専門家のいうことを信じて、明るい2012年を期待しましょう。(日本の政府よりは、まだ信用があるようなので…)

 

別に、12月31日から1月1日に変わって、すぐに明るい未来が開けるわけでもなく、明日は今日の継続でしかないのですが、それでも新年を迎える心の準備はきちんとしておきたいものです。それがやる気につながり、明日の自分の行動になり、結果が現れるというものです。

 

(水越)

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