先月、オーストラリア人男性がラオスとタイの国境地帯で逮捕されたというニュースがありました。
この男性(90歳!)は、現地の少年たちを軟禁して性的対象として弄んだというのですが、このようなオージー男性による事件やニュースがよく新聞紙面をにぎわせます。
もうずいぶんと昔ですが、日本人男性による東南アジア「買春ツアー」が問題になったことがあります。男性が一人で、または男同士のグループで、東南アジアにツアーで行くとなると、周りの女性たちから嫌らしいという目で見られたものです。
オーストラリアではそれが、ドラッグやペドフィリア(paedophilia 小児性愛)としてイメージされるようです。
そんな状況を受けてなのか、「男性と少年」という組み合わせを過度に心配する向きがあります。(もしかして少年に手を出すのでは?)という不安が、規制となって世の男たちを縛ることになります。
シドニーの消防士の男性はヴァージン航空に、小学校の男性教師はエミレーツ航空に、看護師の男性はカンタス航空に、それぞれ席を替わるように言われたということで、非常に憤慨したと訴えています。
座席移動の理由は、たまたま大人の付き添いのない子どもの隣に座ったということです。
各航空会社では、親や成人の付き添いがなく、一人で乗っている未成年の子どもの隣の席には、男性乗客を座らせないという社内規定を持っています。もし何かあったらという予防策ですね。
それほどペドフィリアが一般的なのか、航空会社による過度な予防措置なのか、難しいですが、そのような心配をしなければならない時代だということは確かなようです。現代日本のロリコン文化の隆盛もそんな時代の産物かもしれません。
ただ、あまりにも男は性的欲望をコントロールすることのできない存在というステレオタイプな見方が背景にあるようで、ちょっと納得いかないのですが。
搭乗前のセキュリティーチェックに、ペドフィリアチェックが加えられる日もそう遠くないような気がします。
いずれにしても、一人で飛行機に乗る時は気をつけなければ。
(水越)
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