早くもこのブログ3回目の登場「とりしや」。
大人の隠れ家なのであまり紹介したくない気持ちもあるのですが、やはり紹介せずにはいられないお店です。
今回は、現在シェアしているTちゃんとの訪問。Tちゃんまだ行ったことがないというので僕が誘いました。
JAMSで発行している中国語情報誌で、営業スタッフKがお世話になったこともあり、直接Fオーナーにお礼も言いたかったしね・・・
あっ、いや、実のところそれは口実で、純粋にとりしやさんのお料理食べたかった・・・
訪れるきっかけを作ってくれたKよ、ありがとう~!
さてさて、本日どんな酒肴でもてなしてくださるのでしょうか?楽しみ、楽しみ・・・
僕はもう道中から待ちきれません!って感じでしたが、Tちゃんはいたって冷静・・・
そりゃそうだよね、まだとりしやさんの美味しさ知らないものね・・・でもきっと次回からお店に行く道中によだれがでてくるよ・・・
さて、カウンター越しにFオーナー・シェフにご挨拶して、早速本日の美味しいところをいただくとしましょうー!
Fさん「サバ、締めたてですよ~」ってことで、まずは締めたてホヤホヤ、ある意味半殺し(?)状態のサバを。
「自家製〆鯖の造り」
いかがですか~、説明しなくても美味しさが伝わりませんか?まさに「百聞は一見にしかず」ですよね!
この輝き、ピッカピカ加減、美味しくないわけがない!本日のお料理の中で唯一ですが、お醤油をちょろっとつけていただきました!
Tちゃんにとっては初とりしや料理、あまりにも強烈だったのか、満面の笑みでただただ笑いが止まらない様子・・・
最初はワサビで、お次は生姜で。締めたてのサバは口中でとろけました!・・・しかし一品目から相変わらずすごいな・・・
「旭カニの二杯酢」
カニは人を黙らせると言いますが、実際ここからしばらく沈黙が続きます。一心不乱にカニをほじくるTちゃんと僕。
ときどき目を合わせて、うんうんとうなずくだけの二人。もう言葉にならないですね・・・ってか、言葉はいらないですね。
でもTちゃん、時折「やばい、やばい」と無意識に言葉がこぼれていました・・・
このカニを一言で表現するなら「甘~い!」です。最後は二人で蟹足をしゃぶってました・・・
「イカの口」
一杯でひとつしかない口なので、この一品で7杯のイカが!
生まれて初めて口にするイカの口は(ややこしいな・・・)、メチャ香ばしくうま~い!!
なんだこれは?ってぐらいコリコリしていて、テイストはまさにイカです!(当然ですが)・・・食感も楽しめる一品でした!
「ウニ刺し」
こちらはもうとりしやさんでは定番・・・いや、このブログでは定番になってきましたね!塩とわさびと海苔でいただくウニです。
でもTちゃんにとっては初の塩ウニ!その感想はと言うと・・・
T「美味しい~!おしょう油じゃなくて塩だけで食べた方がウニの味が楽しめる~!」でした。
はい、相変わらずウニの甘み、磯の香り、わさびの辛味、天然塩の塩気、これらが口中でお祭り騒ぎの一品でした!
「天然鰻の天麩羅」
これはTちゃんがオーダー。鰻料理は天麩羅と串焼きがチョイスできましたが、Tちゃんは天麩羅をオーダー。
鰻は蒲焼が定番だと思うのですが、もともと鰻の臭みを感じさせなくするための調理方法。
それを天麩羅にするということは、相当、素材と下ごしらえに自信がないとできないのでは?
と思っていた通り、素晴らしい一品でした!もちろんですが、鰻の臭みなんてこれっぽっちもありません!
身がホクホクしていて肉厚、衣はサクっと揚がっています。
上からかけられているツメも甘辛く、鰻の旨みを引き出すには最高の脇役でした!
「生蓮根」
こちらはFさんから。しゃきしゃき加減が半端じゃなかったです。耳の奥でずっとシャキシャキ音がしていました。
やっぱ冷凍物と全然違うわ~ 当たり前だけど。。。
でも海外に住んでいると、こういいうシンプルですが本物のお料理が嬉しいー!
「金目の頭の煮つけ」
ハハハ、このお料理にいたっては、もう何も言葉がでてこない・・・
Tちゃんと目をあわせながら、二人でうんうんうなずきながらいただきました。
薄味なのですが、しっかり白身に味が染み込んでいます。それに金目の上品な脂ののり加減といったら・・・
「金目ってこういう味だったんだ~」ってぐらい、金目本来の味が堪能できます。
目がトロ~ンとするぐらい本当に幸せなひとときでした・・・
Fさんに勧められて、目の玉を頬張るTちゃん。恐る恐る口に運ぶと、目を見開いて「うぁ、美味しいー!」と感動した様子でした!
「牡蠣の浜焼」
これもTちゃんがオーダー。
なんと表現していいんだろ?火を通すことで牡蠣がもっている本来の旨みがギュっと凝縮されているというか・・・
とにかく濃厚でプリっとした歯ごたえある一品!牡蠣のミルキーな味わいとおろしポン酢が最高でした!
さて、そろそろ鮨にいきましょう。前回ご紹介した通り、こちらのお鮨はお酒の酒肴、つまり「あて鮨」です。
「すみいか」
イカのコリコリした食感、海苔の磯の香り、これらにワサビのつ~んとした辛味が交わり、
〆のお鮨のスターターとしてはベストな握りでした!
「シマアジ」
カウンターにそっと置かれたこのネタを、粋にさっと手でつまんで口に放り込む僕たち(僕は写真とってからですけど・・・)。
目をつむってうんうんうなずきながら、またまた顔を見合わせる僕たち。
(うなずきトリオならぬうなずきコンビか!年代ばれますね・・・)
その一連のリアクションが、このお鮨の味わいを全て物語っています(お隣の席の人たちも全く同じリアクションでした)。
「がんもどき」
次のあて鮨が出てくる前に、Fさんがもてなしくてくださいました。
がんもどき、されどがんもどき。こんなゴージャスはがんもどき生まれて初めてです。
豆腐の濃厚な味わいに、いろいろな野菜がたっぷりからんでいます。カラッとあがった衣と上品な出汁。
魚のすり身と山芋、銀杏も加わり、手抜きなしのなんとも贅沢なこだわりの一品!素晴らしいお料理でした!
「金目」
レモン・シーソルトと絞りレモンだけていただきます。う~ん、完璧な握り!
マジ、美味しい!!!もう涙がでてくるわ・・・ 金目の甘さが舌に染み、Fさんの心意気が心に沁みる握りです。
「ほうぼう」
にきりが薄っすらとぬられているので、そのままいただきます。歯ごたえを楽しめるネタですね、ホウボウって。
ゆっくり、ゆっくり噛みしめるごとに、ネタとシャリがほどよくほどけて、ネタの旨みとシャリの甘味が口に広がります!
これぞまさに「あて鮨」!
「マグロの漬け」
こちらは柚子胡椒でいただきます。にきりがしっとり染みわたったマグロに、柚子の香りがよくあいます。
口に含むとまずにきりとシャリの甘味を感じ、その後ジュワ~とマグロの旨みが舌を刺激してきて、
最後は爽やかな柚の香りが鼻から抜けます。あ~、なんという幸せなひと時・・・
「ほうぼうの卵」
あて鮨の合間にFさんがアテてくれた一品!うぎゃ~、これ酒飲みにはたまらん!
薄味の上品な出汁が見事に染み込んでいました。口中でプチプチ弾ける触感も最高!
こんな一品だしてくれるお店って、シドニーに他にあるんだろうか???
「トロ」
中トロ?大トロ?もはやそんなことはどうでもいいです!
いつも通り、口に含むとジュワ~と溶けて、口中の細胞の奥の奥までに染み渡りました~
この脂ののったトロと、このお店のオリジナルのにきり、最強のコンビです!
「ウニの炙り」
炭で香り付けされた炭塩でいただきます。写真はあまりにも重ねすぎたウニの一切れがこぼれる図です・・
炙りと炭塩の香ばしさが、ウニの甘味をこれでもか!ってぐらい引き出しています。
口の中が、お盆と正月、ついでにクリスマスと誕生日も一緒にやってきたぐらい大賑わいです!
「ウニトロはがし」
本日の大取り登場! トロの身をスプーンではがし、ウニと共に炭塩で。
口に含んだ瞬間、またまたTちゃんと顔を見合わせて、あまりの美味しさに笑ってしまった逸品です!
胃に納めた瞬間、二人で「もはや何がなんだかわからないぐらいゴージャズな味だよね~」と異口同音。
口の中がぐるんぐるん状態、ついでに幸せ過ぎて、頭もぐるんぐるん状態になりますよ!(笑)
「わさびの葉っぱ」
わさびの葉っぱって初めていただきましたが、はい、わさびでした(あたり前じゃ!)。
鼻につ~んとくる辛味は葉っぱでも同じなんですね。これまたFさんならではの日本酒のアテです。酒飲みの発想ですね
「白菜と大根とキュウリとセロリの浅漬け」
さて、いよ本日の本当の〆です!
普通「浅漬け」って、白いご飯がほしくなりません?!でもこちらの浅漬けは、ご飯でなく日本酒がほしくなります!
Fさんにそれを確認したところ、
「はい、ご飯のおかずじゃなくて、酒のアテとして作ってます。なのでそんなに塩辛くないでしょ?」との返答でした。
F師匠、やはりあなたは酒肴の天才です・・・
そして食後にTちゃんが一言・・・
T「シドニーに25年住んでいるけど、一番美味しい日本食だった・・・」と絶句していました。
事実その後数日間、Tちゃんはスマートフォンで撮った料理の写真を溜息つきながら眺めていました。
帰り際Fさんが「近々海外から取り寄せた、いい食材が入ってきますよ!入ったらお知らせしましょうか?」とのことで、
僕達二人、興奮気味に「は、はい!お願いします!」と即答!
次回のとりしやさんのブログ、凄い食材が登場するかもです・・・乞うご期待!
Toriciya
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