株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、社長:中川信行)は、世界有数の優秀人材市場であるオーストラリアでグローバル人材のための採用イベント、マイナビ『Career in Japan』を9月8日(土)にメルボルン会場、9月9日(日)にシドニー会場にて開催した。オーストラリアでの就職イベントは、業界では初の試みである。
これまで、グローバル人材は大手企業を中心に採用されていたが、海外経験が豊富でポテンシャルが高い日本人留学生や外国人留学生の採用ニーズが昨今高まっており、企業規模に関わらず多くの企業がそうした人材を求めるようになった。アメリカ、中国、韓国、東南アジアなどの優秀な人材を採用すべく、メーカー、商社、金融、IT、流通など幅広い企業が採用活動を積極的に行っている。
グローバル人材へのニーズは政府機関内でも高まっているようだ。外務省の人事課も本イベントに優秀なグローバル人材発掘を求め参加した。
2001年 外務省入省
入省後スペインでの留学を終え、中南米局中南米第一課、在スペイン大使館を経て、2011年6月から大臣官房人事課にて採用に携わる。スペイン留学中にスペイン語でMBAを取得。
日本では学生時代からオーストラリアフットボールグラブに所属するなど、オーストラリアとのゆかりも深い。
自分もスペイン留学で経験しましたが、海外で学業に励んだり、生活する上で必ずみなさん泣きたいくらい悔しい思いや辛い思いをするものです。そういった経験を積んだ人材は対応能力が高く、外から見る日本をよく理解してます。また、個々の行動を通じて海外の人々は日本を見ているという、海外の第一線で活躍する外交官としての重要な気質を備えているグローバル人材が今求められています。
確かに外交官として、公式の場で総理大臣の通訳をしたり、国を代表して異国の貴族と会食の機会があったりと一見華やかな仕事もありますが、みなさん共通して少し誤解しているのが、外交官は世界全土(192カ国)にもわたる国々を網羅しなければならないということです。
その中にはもちろん、みなさんが聞いたこともない国がいくつもあります。そういった国に滞在し、文化、言語を学び、日本との外交関係を構築するのも外交官の重要な使命なのです。そういった意味で、華やかな国際の場だけを想像している方には外務省は向いていないかもしれません。
外交官とは日本を代表して異国との外交を行います。これからの時代をどう切り開いていくか、刻々と変化する世界状況で日本がどのような対策をとり、行動するべきかを吟味し、遂行するのが外交官の仕事です。
100年前の日本の外交官の資料を読み起こしても、現在の我々の方針の類似しています。 これは日本外交が一つの大きな流れとして進んでいて、その流れを次の世代に引き継ぐことも我々の重要な使命です。
未来とは人のものではなく、自分で作るものです。与えられた状況や環境に満足せず、わからないことに突進し、転んでも起き上がってまたチャレンジできるような人材を外務省はお待ちしています!
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