契約書に署名する準備が整ったら、すぐに住宅ローンの申込みを行います。今度は本審査です。まれに本審査で融資を否認されるケースもあります。仮審査では本人に返済能力があるかを審査するのに対して、本審査では購入物件の市場価値を見極めた上で購入者が希望する額を融資してもリスクはないかどうかを審査するため、チェック項目に違いがあるのでしょう。

契約書に署名をしたものの、融資が受けられず支払いができなければ契約不履行になってしまいます。そのような事態を避けるため、住宅ローンの本承認が下りてから売買契約するのが一般的です。ただし、他にも購入希望者がいて早く契約したいなど、審査の結果を待っていられない場合は、クーリングオフ期間を設けるか、ローンの承認が取れない時は契約を解除できることを条件として売買契約を結ぶことも売主との交渉によって可能です。

次回は、その７

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