ボタニカル卒業生わたなべななえさんにインタビュー
Q ボタニカル クリニカル アロマスクールに行きたいと思ったきっかけは?
日本ではまだリラクゼーションとして主に位置付けられているアロマですが、科学的根拠に基づいた代替医療としてのメディカルアロマセラピーに更なる可能性と魅力を感じて。
Q 各コースで一番良かったと思ったことは?
・アロマセラピスト学科、実技
精油一滴に秘められる自然のパワーから始まるアロマの世界。信頼のおける100%純粋なものを使うことがいかに大切か、そして鮮度を保つために管理方法も同じ位重要だという事。基本的なことですが、自然の恩恵に敬意と感謝を持って扱わなければ本来の効果は得られないと実感しました。
・リフレクソロジスト科
私が学んだコースの中では、一番医学的な印象があります。足裏に分布している人間の各臓器と繋がる反射区を知ると同時に体の仕組みや臓器の働きをもう一度学ぶ事ができました。生涯を通して付き合っていく自分の体について、なんとなくしか知らないのは今は恥ずかしい気がします。人間の心と体が影響しあっている様に、どんな小さなパーツも密接な関係性の中に存在するものであり、全体的な視点で考える事は、他の物事にもおおいに通じるという発見がありました。 お年寄りや体の不自由な方にも施術可能で、私自身してもらって一番気持ちが良いと感じました。
・ボタニカルフェイシャルセラピスト科
中でも私のお気に入りのコースです。特別な美容機器など用いず、ナチュラルな素材と自分の手で行う施術は洗練され、年を重ねても続けることができます。肌に無理なくじっくり働きかけるこちらの方法で、内側から滲み出る様なイキイキとした肌の感覚と自信を得ることができました。自身の鏡ともいえる顔(肌)。長年トラブルがあり諦めかけている方には、自分を好きになるチャンスだと思って是非受講していただきたいオススメコースです。
・インターンシップ&ケーススタディ科
インターンシップでは、講習の中だけでは分からない、アロマに関する様々な内側の作業についても体験できたのは本当に有意義でした。どれもアロマを仕事とする上では、切り離せないものばかりで、クライアントさんに届けるものには責任を持つ意識は、見えない所からスタートしているのだと思いました。製品に関するボトリングなどの作業では、適切な手順を踏んで、焦らず、丁寧に正確に行う事が大切だと先生から教わりました。所々、クライアントさんに対するサービス精神も見えて、先生の誠実さを感じました。 ケーススタディでは、トリートメントを担当したクライアントさんのケースを振り返る事で、その場ではすぐに思い至らなかったり、見過ごしていた点を時間を掛けて深く追求する機会を持てました。与えられた知識の中だけに留まらず、自分なりに調べたり、考察する過程が力や経験となり、症状への適切なアプローチに繋がっていくのは間違いないと思います。セラピストとして、クライアントさんと関わる上でずっと続けていきたいです。
患者さんにトリートメントをして、自分自身が体感して本当に良いと思えるものを、誇張することなくそのままピュアに届けるという、競争社会で遠のいていた感覚を蘇らせてくれました。何もものすごい事をするのではなく、患者さんの体を感じながら、不調がある所をじっくりマッサージする事で回復の手助けができるのだと知りました。トリートメント後は患者さんの緊張もほぐれ、質問などからも距離がぐんっと縮まったという手応えが励みになりました。同時にもっとこうしてあげれば良かったと悔やまれる点や、未熟さも実感しましたので、同じ様なケースで次は具体的に何ができるかという事を常にシミュレーションしていきたいです。
Q ロディチミキ先生はどんな方ですか?
とても正直な方だと思います。そして先生と長く居れば居る程、おおらかさと優しさに触れるでしょう。アロマセラピーに対する偽りのない姿勢が多くの人を惹きつけてやまない理由ではないでしょうか。
Q将来の夢、または今後のプランを教えてください。
今日本で多くの人が抱えている心の不調や病気を少しでも軽くする為のサロンを開きたいです。うつや自律神経失調症、それに至らないまでも、何か原因不明で他人には理解してもらえない悩みがあっても行き場がないのが現状です。トリートメントを通して、束の間でも苦しみから解放される瞬間を提供できればと思っています。美容院に定期的に通う様な感覚で、病気という診断がつく手前での予防を目的とした「メンタルヘルスサポート」の役割も担っていければすばらしいと考えています。
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